この道は信号機と信号機の間でゆっくり下り、またゆるく上っている。
その谷底の近くにこの木はある。
ここはたまにしか通らないが、気が付いた時には、すでに大きくなっていた。
今は、さらに背が伸びているような気がする。
道路の片側だけに縁石で区切られた歩道があり、縁石の上にはフェンスが設置されている。
縁石とフェンスの端を覆い隠すように、枝葉を茂らせていて、完全にその一部になっている。
この木とブロック塀の間は、一応人が通れるくらいの余裕はある。
そのため、除去されることなく、ここまで生長できたようだ。
根本はよく見えないが、縁石と道路のスキマに生えているらしい。
幹は大分太くなっていて、途中から枝分かれしているように見える。
例の電柱木はまだ小さいが、このくらいでかくなれば、大丈夫かも知れない。