
旭橋から左岸の土手を進む。
土手上の道は左へ緩く、大きくカーブしていた。
工事中のところを過ぎると、右岸には樹木が茂り、緑の帯を作っていた。

最初の樹木が切れると、住宅地があった。
家の横や裏側を見ているのだろうが、色々な形の家が並んでいた。

その先は、前よりも長く、こんもりした樹木が茂っていた。
木々の下には、道が通っているように見えた。
対岸は、こちらに比べるとかなり低く感じられる。

土手上の道はなおも左へカーブしていた。
少し先で右岸の緑は切れ、その先に建物が見えてきた。

緑が切れる手前で、右からバイクの音が聞えた。
右岸を見ると、土手が高くなっていて、緑の土手の上をバイクが走っていた。
バイクは土手の坂を降りて走り去った。