「その西に折戸の地蔵堂がある。」
これは明らかに東の間違いである。50㍍ほどもどって右折し、100㍍さきのY字路を左へ入る。
100㍍ほど先の左側に赤い屋根のお堂があった。左側の門柱には「子育地蔵堂」と書かれていた。
門を入って右側の建物は折戸集会所だが、その右側に地蔵堂があり、六地蔵が並んでいた。
子育地蔵堂の前には新しい石碑があり、「折戸延命子育地蔵尊再建開眼法要碑」と彫られていた。
「この地蔵は子育て地蔵尊ともいわれ、ミルクが自由に手に入らなかった一昔前までは、乳の出ない主婦や、嫁入り前の女性達など、遠くから大勢の参詣人があった。また一名田掻き地蔵ともいわれ、有名な伝説がある。谷中の大野董広という人が作男と一緒に田掻きをしていたところ、用事で帰った作男に代って、若者に変身した地蔵が仕事を手伝ってくれた。だから地蔵の足は今でも田掻きの土で汚れているという。」
「裏の墓地には、谷中の開発領主大野縫之助や和算家大野旭山の墓石がある。」
墓地の入口右側には、大きな宝篋印塔が建っていた。
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