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田圃を抜けた市境は、木立に入りすぐ左折する。
樹木の脇の細い道を行くと、木立は竹薮になった。
竹薮は、細い道を挟んでもう少し続いていた。
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市境はこの竹薮を抜け、その先の竹薮に沿ってまた田圃の中の畔を進む。
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道の前方には、塀で囲まれた工場のような施設があった。
近づいて、周囲の写真を撮っていると、突然犬が吠え出した。
どうやら、その施設の中に繋がれているらしい。
市境は田圃のなかで左に向きを変え、この施設の右側辺りを通過していると思われた。
犬の鳴き声から離れるように、細い道を進んだ。
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ゴルフ場脇の道に戻り、荒川の下流へ向かった。
左側にグラウンドが現れた。城北埼玉高校のグラウンドであった。
市境はこのグラウンドの東側を通っているはずであった。