毎年欠かさず行く美術展ー日展。
洋画、日本画、工芸美術、彫刻、書を一度に鑑賞できるのが魅力的。
名の知れた芸術家の作品もいいけれど、美術を日々の趣味として愉しまれる方々の作品は、もっと親近感があっていい。
構図に深みがあって、静けさの一枚。絵葉書を購入。
色彩の柔らかい作品は、遠くからでも目に映る。眺めていて、心が洗われる。
絵心のある方々、発想が豊かな方々、心より仰ぐ。
工芸美術の部では、特に印象に残る二点があった。
「流紋」-竹の趣を生かし、波のうねりと飛沫を表現した竹作品が、
素朴で、日本らしい精緻な工芸美術で、大変気に入った。
「渇きの惑星」-釉薬の二重掛けにより大地の無数の裂け目を表現する土の造形。自然破壊に警鐘を鳴らす作者の求めてやまない気持ちが、渾身のアートへ。
日曜日なら、親子鑑賞教室もやっているようだ。
新国立美術館中庭の紅葉も、色づきはじめた。
日展2014 新国立美術館