KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

メニュー名。

2014年01月13日 | 中華料理
大学イモ
どうして大学イモというのか。

大学生が作ったイモなのか。
大学生が食べるイモなのか。
大学で売られたイモなのか。
大学の学生食堂のメニューなのか。

料理のメニュー名にはそれぞれ
いわれがあって面白い。

どうしてこんな名前なの?と、
酒席でマジメに議論する。

正解を調べることは簡単なこと。
アイフォンでググればすぐわかる。

でもこれは
正解を求めるための議論でなく

なぜなの?どうしてなの?

自由な発想で話し合う楽しい時間。

酒も入っているから
話はどんどん発展していく。
あらぬ方向に進んで行くことも。

あれ、
今なんの話をしていたんだっけ?
なんてことも。

春巻き。英語では、スプリングロール。

どうして春巻き
本当に春に巻いたものなの?

鍋貼。日本では、焼き餃子。

鍋貼ってどういう意味?
本当に鍋に貼って焼いたの?

什錦炒麺。日本では、あんかけ焼きそば。

美しい名前だけど什錦って繊維のこと?
繊維だから食べられないのでは?


料理に何が使われているのか
知る権利を
私たち消費者は持っている。

でも料理についているメニュー名。
その詩心・歌心を理解し楽しむこと。
そんな心の余裕は持ち続けていたい。

食文化をもっと豊かに。もっと楽しく。kyokukenzo


注)中華料理に拔絲地瓜という
大学イモと似た料理があります。
上のタイトル写真は拔絲地瓜です。
点心イモとも呼ばれます。

点心だから
料理の最後にいただくものですが
厳密に言うと大学イモとはちと違う。
ゴマが振ってあるとかないとか。

でも決定的な違いは基本的に
中華は拔絲なのです。つまり熱々で
周りの糖蜜が糸を引いている状態。

それを熱いうちに氷水につけて
糸を引いたパリパリ感を楽しむ。
中のイモは熱々のまま。

料理イメージをわかりやすくするために
大学イモと称することが多いのです。

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