舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

おつかれさん亀田君

2006-08-03 01:45:16 | 徒然話
亀田君なんて同級生か近所の少年のように呼び掛けてますが、先ほどボクシングの世界チャンピオンになった亀田選手のことです。
といっても普通私はボクシングはあまり見ません。スポーツはほとんど好きですが(※ただし観戦に限る)格闘技はどうもねえ。
人間同士が殴る蹴るのを見てるのには抵抗があるんですよ。マミちゃんと違って、私は子供の頃から喧嘩も嫌いだったからねえ。かたやマミちゃんはガキ大将だったらしいですが。
サッカーも格闘技だという人もいますが、だから格闘技的なプレーになってくると、サッカーとはいえダメです。
あくまでも紳士的なイングランドの戦い方が理想ですね。たとえそのせいで勝てなくたっていいんです。

あ、例によって話が限りなく脱線してしまいました。
そんなふうにボクシングに対して特別な思い入れはない私ですが、今回の亀田君には、いささか注目しておりました。
亀田君のことは以前SMAPの番組に出たときから、あの可愛いまでのイキがり方が気になっていたのです。
あんなふうにイキがるのはせめてあと10年くらい年とってキャリア積んでからでないとカッコウつかないよ。
フランス大会の頃の中田ヒデ選手がまさにそれでしたね。彼はあの頃から天才でしたが、いくら天才でも、あの若さでイキがっても様にならないんだよねえ。

でも、お父さんの導きでボクサーになってチャンピオンを目指しているあたり、親しみを覚えるじゃないですか。
そのように生まれながらにして宿命を背負ってる人間というのは、「自分は生まれからして人とは違う」というプライドと、自分の若さ故のキャリア不足に対するコンプレックスのはざまで結構ツライものなのです。
そうなるともうイキがるしかないんですね。若いと実際それだけで実力を過小評価されてしまいがちですし、普通の立場のルーキーならそれはそれで納得できるんですが、自分の生まれとか歳の割に長いキャリアなんかになまじプライドがあったりすると、そういう過小評価を受けることに耐えられないのです。
じょじょに「最初は若さのせいで誤解されても、実力を見てもらえば分かる人には分かってもらえるさ」という悟りというか諦念の境地になっていくとおもいますが、亀田君がどんなに強くてもまだ19歳。しかも世界チャンピオンレベルの試合は今回が初めてということでしたから、まだまだイキがってても、それは仕方のないことでしょう。

と、共感する面があったためか私にしては珍しく「イキがる若者」を暖かい視線で見守りました。
まあね。たとえこのテの共感がなくても、二人の子供にチャンピオンベルトを贈りたいとかのたまってる対戦相手よりは、「親父のボクシングが世界に通用することを証明できてうれしい」と号泣しつつコーチであるお父さんにベルトを贈った亀田君を応援したくなるのは、当然の人情というものですね。

序盤でダウンしながらもフラフラになって最後まで戦ったあげく、勝った直後はお父さんともども大声あげて泣いていたのに、数時間経ったらもうケロリとして「サービスでダウンしてやった」な~んて大口叩いてるあたり、やっぱりさすがのイキがりぶりです。こうも徹底してるといっそ気持ちがいいな。

そういうわけで、素人の哀しさでなんで亀田君が勝ったのか「???」ながらも、今夜の彼の健闘を讃え今後のご活躍を祈念したいとおもいます。

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