舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

DVDは楽し

2006-08-30 02:13:53 | ダンス話&スタジオM
T&Tに来てくださった出演メンバーKさんのご主人が、ステージの模様を撮ってくださいました
早速今日のレッスンの時に届けていただいたので、みんなで観て盛り上がりました♪

イベントの楽しみの総仕上げは、何といってもこのビデオ鑑賞です。
今日も自分達の演技を観ながら自分達で拍手(笑)。
といっても自画自賛じゃありません、念のため。T&Tで作ってくださった緑いっぱいの特設ステージと、私達が着た衣装のグリーンがたまたまピッタリで、なかなか素敵な眺めだったのです。

しかし、ステージ映像というものは両刃の剣。
楽しい思い出を彩ってくれると同時に、クールな現実を突き付けてくれちゃうモノでもあるのですね。
まず最初に見る時自分で気になるのは振り付けの間違いですが、これはあんがい自分でおもっているほど目立たないもののようです(いやあんまり巨大なミスは除きますが)。
そんなことよりも、踊り方のほうがずっと目に付きやすいのです。

今日の映像を観た皆さんのなかにも、「私って性格はそうでもないのに踊りはセッカチなのよねえ」とか「自分ではもっと上手だとおもってたのに~~」とか叫んでいる人が...。

そういうわけで、私も幼少のみぎり自分の踊りをビデオで見るのが大ッ嫌いでした。
だっておもっているのと全然違うんですもの。
そうやってしばらく現実から目を背けていたのですが、気が付いてみたらようやく勇気を出して見た映像における自分の踊りはもうぼろぼろ。
繊細さの欠片もなく、フラでは見苦しく頭が上下し、それは目も当てられないありさまでした。

前に「上達のためにはヘタな自主トレよりもうまい人の演技を見るに限る」などと書きましたが、それと双をなして大切なのが、「己の踊りを客観的に知ること」だと学んだのは、自分のヒドイ踊りを見たその時でありました。
(学ぶこととそれを実践することとは別問題なので、あれから10年経った今も自分の踊りに対して不満は多々ありますが...

ともかく、踊りの上手さを決めるのは「振り付けを覚える速さや性格さ」でも「レパートリーの多さ」でもなく「踊り方」なんですよね、やっぱり。
よく「振りを覚えてから上手くなるよう踊り込む」なんて言う人がいますが、本当にうまい人は見よう見まねで知らない振りを踊ったってある程度は上手いです。
踊り込むことは、人との呼吸を合わせるとか、表現力に磨きをかけるとか、そういうプラスアルファの部分において行うことです。
振りを覚える段階で無意識のうちに踊り方が出来上がってしまうので、そこで悪い癖が付いちゃったりすると、後で踊り込んでも一旦身体についた癖はナカナカ取れないんですよね。
私もこの10年というもの、新しい技術をゲットするよりも、ついちゃった癖をとるのに苦労してきましたっけ。

自分の踊りに多々の不満を持ちつつも、いかんべ祭のときより今回のT&Tにわずかながら進歩を見つけると、ほんのり嬉しい私でございます。
今度の東武の映像も8月のイベントよりもうチョット良くなってるといいなあ。

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