舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

本番直前企画・メーキャップ講座!

2014-02-06 05:21:50 | ダンス話&スタジオM
いつぞやの記事で、舞台用メーキャップについて例のごとく悪い例にばかり言及してしまいましたので(笑)、今日は良い例…というか「じゃあそんな好き勝手言ってるアンタはどうしてんのさ」って話をしたいと思います。


顔を作る際、私が理想としているのがこの見出し画像のような顔です。
あくまでも「理想」でございますゆえ、現実の完成図とだいぶ違うじゃんってとこには目をつぶってください(笑)。
こういうまっさらな白紙に描くのと違い、実際の顔の上に描かなきゃなりませんから、「理想そのものを具現化する」というのは流石に難しいものがあります。
「できるかぎり理想に近づける」くらいが妥当なスタンスかなと。


私の理想=この絵を例にすれば、具体的に言うと
・アーモンド型の目
・ツリ気味の眉
・目と眉毛の間が近い
・カエル口

などですね。これを理想に掲げ、あたかも顔の上で絵を描くように、土台の顔を修正していくのです。




ここで注意しなければならないのは、メーキャップとは「もともとの顔をなぞって強調する」のではなく「好きな顔に描き変える」行為だって事です。
それを分ってないと、自分の嫌いな部分も一緒に強調されたり、ハワイアンのようなエキゾチックな顔立ちにしたいのに日本人らしさが強調されただけになったりしてしまいます。


理想の顔が思い浮かばない時は、とりあえず「自分の顔の気に入ってる部分を強調する」「嫌いな部分は修正する」という方向で行くと、自ずと理想の顔に近づくと思います。

私の場合ですと、太すぎる眉のちょうど中心より若干内側に眉山がある最低最悪の眉毛(クレヨンしんちゃんが一番近いです)をこの世から消し去りたいという切実な願望からメーキャップに着手しました。



で、着手から約10年を経て現在は上図のような改造が施されています。
点線で描いたのがもともとの眉毛ですね。冗談みたいだけど本当なんだってば。
私の産んだ子供(コレ)がクレヨンしんちゃんとは似ても似つかない凛々しいツリ眉であった事に心から安堵しています。
まあ、眉毛だけでも母親よりマシになったんだから、それ以上子供の容貌について無い物ねだりするのはやめようと自分を慰めてます(笑)。


閑話休題。
とにかくこのように、大抵の悩みはメーキャップによって修正可能ですので、ただ自分の顔の各パーツをなぞるだけでなく、少しでも好きな顔に近づけるべく修正を試みる事が肝要です。
目尻が下がっているのが気になる人なら、アイラインで好きな形に描きます。
鼻筋が通っていないのが悩みなら、2色以上のファンデーションで奥行を出せば良いのです(最もきょくたんな好例は相撲オーソリティの悪魔閣下です。でもアレはいくらなんでもきょくたん過ぎるから、あくまでも二の線に踏みとどまりたいなら自然にぼかしましょう)。


自分の顔のパーツの好き嫌いが無い、どうしたらいいか分らないという時は、理想の顔の写真を横に置いてメーキャップします。
メーキャップで作るわけですから、スッピン美人の顔を横に置いたってダメですよ(笑)。
日本人フラ・ダンサーの皆さんへの私のおすすめはマヘアラニ・ミカ・ヒラオ・ソレムさんです。彼女の美への追求には賞賛すべきものがあり、それが彼女のメーキャップにもあますところなく発揮されていますので、ミカさんを目指してしっかり丁寧にメーキャップすれば、シンプルな顔立ちもフラステージ向けの説得力のある顔にできるはずです。

あと、どれほどスッピン美人でも、スッピン(に見える顔)が好きだろうとも、それで舞台に立つと何とも残念な状態になるという事を肝に銘じましょう。
特に照明の効いた舞台や、大ホールで客席が遠いような場合、薄いメイクはどこへともなく消え飛んで、お客様からはのっぺらぼうにしか見えません。
「フラの基本はナチュラル/ノーメイクだ」とか「ウチの流派は厚化粧しない派だ」とか御託を並べても、客席から見た顔がのっぺらぼうでは、フラにおいて最も重要な「物語を伝える」力が失われてしまいますし、そもそもハワイアンと日本人の顔立ちは……ってこの話は前もしたから割愛します(笑)。

第一、ステージ衣装を着ているのに顔が薄いと似合わないんですよね。
発色鮮やかなハワイアンプリントとか、高級感漂うベルベットの衣装なんかを着ているにもかかわらずメイクが近所のスーパーやワンちゃんの散歩に行く時と同じだったりすると、顔と身体の違和感が「首から下は地井武男」状態になってしまいます。

かといって、ナチュラルメイクに相応しい出で立ちで人前で踊るのは…………ううっ、そんな罰ゲーム想像しただけで蕁麻疹モノだ。私だったらとても耐えられない(自分が着るのも他人様がやっちまったのを見るのも)。


そんなわけで、「私メイクって苦手」などと思わずに、ステージで踊る限りは是非とも理想を目指して顔を作りましょう。
私など大学3年の春まで化粧なんて他人事と思っていましたもの。それでも、練習すれば何とかなるモンです。
まあ、途中で問題の眉作りに迷走し、アロハ先生みたいな眉になった事もありましたが、いまではかつてのクレヨンしんちゃん眉などどこにも無かったかのように自在に眉を描けるようになりました。
何でもチャレンジあるのみなんですよね。




最後に、実践に際してもうひとつ。
皆様は「聞き手じゃ無い方側の眉と目」をどのように描いていらっしゃるでしょうか。
実を申しますと、私やマミちゃんは右側は右手、左側は左手で描いております。

両利きのマミちゃんはさておき、私は偏った右利きで左手は本当に何も出来ない子なのですが、眉毛と目だけは頑張って描いてくれてます。
いえ、頑張っていたのは最初の頃だけで、今では右手と同じように自在に描いてくれるようになりました。
これまたチャレンジすれば何でも出来るんですね。


それぞれの手にやらせると、何が良いって左右をバランス良く描きやすいのです。
例えば右利きの人の場合、右手で左側を描こうとすると、どうしても右手によって顔の一部が隠れたり、アイラインを目尻に引く時に遠かったりします。
しかしそれぞれの手で片側ずつ担当すれば、これらの問題も皆解決します。
もちろん利き手でない方の手は練習が必要ですが、一旦マスターさえすればこっちの方が絶対に楽なのでおすすめです。


ぜひ、より理想に近い美しい顔でステージに立ちましょう






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2月5日(水)のつぶやき

2014-02-06 05:00:51 | 徒然話

ドバイCMにより元々個人的好感度が高かった高須院長、ツイート読んでたらますますファンになってしまいました。整形が必要な際は高須クリニックへ伺います(笑)。


高須院長を見ていて何か覚えがあると思ったら、『銀河おさわがせ中隊』のフール隊長だった。あまりメジャーでないSF作品なんだけど、隊長が宇宙屈指の財力を武器に様々な問題を解決し、バラバラだった隊員をまとめあげて行くのがメチャクチャ痛快で好きなんだよなぁ。


特に好きなシーンは、隊長が何かとんでもない物(何だったか忘れた)をその場で買い取ると宣言して出したクレジットカードが「惑星を丸ごと買う時に使われるようなカード」!! こりゃ痛快だわ~、現実ではクレカなんてiTunesストアの支払いにしか使わない私が言うのもアレだけど~(笑)



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