仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

夜になるまで5

2010年10月08日 16時57分49秒 | Weblog
「流魂」にいても、いなくても、
姫でも、ヒトミさんでも、
その背中を切りつけた事実は変わらない。

俺はあの時も何かにとりつかれていたような気がする。
そして、「流魂」にいたときも・・・・・

どうしてだろう。
この人を守りたいと思う。
罪の意識がないといえば嘘になる。
でも、それだけじゃない。

いま、後ろから、武闘派に襲われてもおかしくないのに。

それでもいい。

 ツカサはヒトミの髪を撫でた。あれほど、綺麗に手入れされていた髪が、簡単に指ですけなくなっていた。注意深く指を離し、掌で優しく撫でた。

不思議な場所だ。
工業化の波はそこまできていると言うのに。

俺も馬鹿だ。
武闘派への軍資金を自分のためにプールしておけばいいのに堀口の世話になるなんて

どうするこれから・・・・
「ベース」か・・・・