「悪魔の水」のようなそのカクテルは、胃を焼き、小腸を通過し、大腸で吸収されると肝臓でろ過されることなく血管内を疾走した。
身体のすべての毛細血管までいきわたると、すでに降参せざるを得なかった。
頭は初めてタバコを吸ったときのようにクラーっとし、感覚はシビレを伴った異常空間に達した。
「もっと、飲めよ。高級品だぞ。」
カリさんの顔が歪んで見えた。
水の中にいるみたいに、音がボワン、ボワンとうなっているように聞こえた。
手渡されるままにビンを口に運んだ。
それでもよかった。
激しい嘔吐が喉もとを襲った。
カリさんは中央公園の公衆便所に連れて行ってくれた。
「弱いんだなあ、弱いんだなあ。」
ゲー、ゲーやっている背中をさすってくれた。
左手は背中をさすったまま、右手が腹のほうに動いた。
そして、下腹部のほうまでさすってくれた。
抵抗する気もなかった。
「口をゆすげよ。」
言われるまま、うがいをした。
カリさんは酔っ払った女を介抱するみたいに優しかった。
臭くないタオルで口を拭いてくれた。
「なあ。」
一番奥の洋式便所に連れて行かれた。
和式に比べて広かった。
便器に座らせると臭くないタオルを手洗いで絞ってきた。
ドアを閉めた。
鍵をかけた。
カリさんは抱えるようにして立たせるとズボンを下げた。
パンツも下げた、便器に手をつくようにしてたたせるとケツを絞ったタオルで拭いてくれた。
そして、何かをぬった。ヌルっとするものだった。
それでもよかった。
カリさんの指が穴の周りで円運動を始めた。
時々、真ん中をツンツンした。
右手の人差し指と薬指が穴をひろげ、中指がツンツンした。
左手が下腹部のものを握った。
「弱いんだなあ、弱いんだなあ。」
それでもよかった。
右手が離れるとカリさんはズボンを脱いだ。
正確に言うと左足の足首に残っていた。
温かいものが穴に触れた。
ツン、ツン
何度か触れると右手の人差し指と薬指が穴をひろげ、温かいものが入ってきた。
ゆっくりと、しかし、確実に、奥を目指して。
止まった。
カリさんの右手がケツの横をまわり、ものを握った。
左手が腰をおさえた。
「ウー。」
うなり声が聞こえると運動が始まった。
それでもよかった。
ゆっくりとした円運動が始まった。
それにあわせて右手が動いた。
カリからサオへ、サオからカリへ
シンクロした。
ある部分に、身体の中のある部分にカリさんのものが当たると電気が走った。
ミサキに触れられたときのような電気が走った。
声が出た。
「アウッ。」
だんだん、カリさんの運動は激しくなった。
「アッ、アッ、アッ、アッ。」
こんなに早く動くものなのかというくらいカリさんの腰は前後した。
握っている右手を動かさなくても腰の前後運動だけで充分だった。
電気は下腹部から全身に行き渡り、腰が勝手に動いていた。
カリさんが激しく突き上げた。
カリさんの右手が小刻みに動いた。
身体のなかにカリさんの体液が流れ込んだ。
と同時に身体の外に体液が噴出した。
カリさんのものがビクンビクンと脈打つたびに穴がしまった。
しまるたびに電気が走った。
収縮が続いている間、カリさんのものが身体の中にとどまった。
身体も頭も解けていた。
それでもよかった。
身体のすべての毛細血管までいきわたると、すでに降参せざるを得なかった。
頭は初めてタバコを吸ったときのようにクラーっとし、感覚はシビレを伴った異常空間に達した。
「もっと、飲めよ。高級品だぞ。」
カリさんの顔が歪んで見えた。
水の中にいるみたいに、音がボワン、ボワンとうなっているように聞こえた。
手渡されるままにビンを口に運んだ。
それでもよかった。
激しい嘔吐が喉もとを襲った。
カリさんは中央公園の公衆便所に連れて行ってくれた。
「弱いんだなあ、弱いんだなあ。」
ゲー、ゲーやっている背中をさすってくれた。
左手は背中をさすったまま、右手が腹のほうに動いた。
そして、下腹部のほうまでさすってくれた。
抵抗する気もなかった。
「口をゆすげよ。」
言われるまま、うがいをした。
カリさんは酔っ払った女を介抱するみたいに優しかった。
臭くないタオルで口を拭いてくれた。
「なあ。」
一番奥の洋式便所に連れて行かれた。
和式に比べて広かった。
便器に座らせると臭くないタオルを手洗いで絞ってきた。
ドアを閉めた。
鍵をかけた。
カリさんは抱えるようにして立たせるとズボンを下げた。
パンツも下げた、便器に手をつくようにしてたたせるとケツを絞ったタオルで拭いてくれた。
そして、何かをぬった。ヌルっとするものだった。
それでもよかった。
カリさんの指が穴の周りで円運動を始めた。
時々、真ん中をツンツンした。
右手の人差し指と薬指が穴をひろげ、中指がツンツンした。
左手が下腹部のものを握った。
「弱いんだなあ、弱いんだなあ。」
それでもよかった。
右手が離れるとカリさんはズボンを脱いだ。
正確に言うと左足の足首に残っていた。
温かいものが穴に触れた。
ツン、ツン
何度か触れると右手の人差し指と薬指が穴をひろげ、温かいものが入ってきた。
ゆっくりと、しかし、確実に、奥を目指して。
止まった。
カリさんの右手がケツの横をまわり、ものを握った。
左手が腰をおさえた。
「ウー。」
うなり声が聞こえると運動が始まった。
それでもよかった。
ゆっくりとした円運動が始まった。
それにあわせて右手が動いた。
カリからサオへ、サオからカリへ
シンクロした。
ある部分に、身体の中のある部分にカリさんのものが当たると電気が走った。
ミサキに触れられたときのような電気が走った。
声が出た。
「アウッ。」
だんだん、カリさんの運動は激しくなった。
「アッ、アッ、アッ、アッ。」
こんなに早く動くものなのかというくらいカリさんの腰は前後した。
握っている右手を動かさなくても腰の前後運動だけで充分だった。
電気は下腹部から全身に行き渡り、腰が勝手に動いていた。
カリさんが激しく突き上げた。
カリさんの右手が小刻みに動いた。
身体のなかにカリさんの体液が流れ込んだ。
と同時に身体の外に体液が噴出した。
カリさんのものがビクンビクンと脈打つたびに穴がしまった。
しまるたびに電気が走った。
収縮が続いている間、カリさんのものが身体の中にとどまった。
身体も頭も解けていた。
それでもよかった。