3億7000万年前の完全な昆虫化石
ベルギーの約3億7000万年前(デボン紀後期)の地層から原始的な昆虫の完全な化石が見つかり、新属新種に分類したと、フランス国立自然史博物館などの欧米研究チームが2日付の英科学誌ネイチャーに発表した。昆虫の完全な化石では最古で、初期の進化過程を解明する重要な手掛かりになるという。
この昆虫は発見場所と年代から「ストルディエラ・デボニカ」と名付けられた。体の長さが8ミリ、幅が1.7ミリで、頭、胸、腹の三つの部分と2本の長い触角、脚の一部がよく分かる。羽はないが、幼虫から成長する途中のためで、成虫になると羽が生えた可能性がある。脚や口の形から、陸上に生息し雑食だったとみられる。
デボン紀初期の4億年前ごろは原始的な昆虫の断片的な化石しか発見されておらず、3億8500万年前~3億2500万年前は化石が見つかっていなかった。3億2500万年前ごろはトンボに似た羽のある多様な昆虫の化石が多数見つかっており、森林が増えるにつれてさまざまな昆虫が出現した可能性が高いという。(時事通信)
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参考HP Wikipedia:デボン紀 NationalgGeographic news:最古の昆虫の生痕化石発見
ゴキブリ3億年のひみつ―台所にいる「生きた化石」 (ブルーバックス) | |
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河出書房新社 |