宇宙最初の星「ファーストスター」と第2世代「セカンドスター」
宇宙が生まれた瞬間から星があったわけではない。宇宙の歴史とともに、星は誕生してきた。宇宙で最初の星はいつ輝き始めたのだろうか?そしてそれはどんな星だったのだろうか?
宇宙で最初に生まれた星は第一世代星「ファーストスター」と呼ばれている。第一世代の星を構成する物質のほぼすべてが水素とヘリウムによって占められており、炭素やカルシウム、鉄といった重い元素は含まれていないのが特徴。このような星の存在は理論的に予言されるもだが、実際にはまだ見つかっていない。その誕生の様子が、スーパーコンピュータを使ったシミュレーションによって研究されている。
ビッグバンで始まった高温高圧の宇宙は、急激な膨張とともに冷えはじめ、開闢からおよそ38万年後には宇宙が晴れ上がり、初めて水素とヘリウムの原子とがこの宇宙に現れた。原子はお互いの引力によってだんだんと寄り集まり、水素分子となるような分子の雲を形成し始める。分子雲の中には、周りの分子雲よりもさらに密度の高い分子雲コアが形成され、その中心では原始星が輝き始める。
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参考 国立天文台:天の川銀河の星の元素組成で探る、宇宙初代の巨大質量星の痕跡
宇宙史を物理学で読み解く -素粒子から物質・生命まで- | |
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nature [Japan] September 27, 2012 Vol. 489 No. 7417 (単号) | |
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