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自然科学大好き!「自然」は地球、宇宙、人、社会、宗教...あらゆるものを含みます.さあ、あらゆる不思議を探検しよう!

温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素など)の濃度、観測史上最高に!世界気象機関(WMO)

2019年01月31日 | サイエンスジャーナル

 温室効果ガスとは何か?

 温室効果ガスとは何だろう?

 温室効果ガス(greenhouse gas、GHG)とは、大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体の総称である。真っ先に思い浮かぶのは二酸化炭素であるが、最近はそれ以外のガスが注目されている。例えば、メタンやフロンなどである。

 メタンは温暖化のために溶け始めた永久凍土の中に大量に含まれており、最近注目されている温室効果ガスである。フロンは、水素や炭素、さらにフッ素や塩素等の多くのハロゲンを含む物質で、1920年代に冷媒ガスとして開発された。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 気象庁: https://www.jma.go.jp/jma/press/1811/22b/GHG_Bulletin_14.html

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豊かな日本海は、いつできた?約450万年前に太平洋とたもとを分かった

2019年01月29日 | サイエンスジャーナル

 日本海の旬、寒ブリ

 寒くなるとおいしいのが「寒ブリ」。ブリは12月から1月にかけて日本海で旬の時期を迎え、この期間に漁獲されたブリを「寒ブリ」と呼ぶ。特に氷見漁港に水揚げされる寒ブリは世界一美味いと絶賛される。

 ブリは世界に15種類存在し、うち6種類が日本近海に生息しており、日本海・太平洋・東シナ海の3沖で漁獲されている。寒ブリと呼ばれるブリは日本海で漁獲されたものだけ。

 ブリは回遊魚のため、餌場となる北海道から産卵場所の九州地方を行ったり来たりしている。北海道にはブリの餌が豊富にあるため、この地で産卵のためにたっぷり栄養を付けたブリが秋頃になると産卵のために南下する。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 サイエンスポータル: https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/10/20181009_01.html

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「大衝突」!およそ20憶年後、銀河系と大マゼラン雲が...40億年後アンドロメダ銀河が...

2019年01月28日 | サイエンスジャーナル

 銀河系と大マゼラン雲、20億年後に「大衝突」

 星空を眺めると、いつもと同じような姿で輝いているように見える。しかし、長いスパンで考えると宇宙は思ったよりも活動的であることが分かってきた。

 今から20億年後、宇宙空間で大マゼラン雲と銀河系の大衝突が発生する――。英国の研究チームがこのほど、天文学会誌にそんな説を発表した。衝突の影響は長期間にわたって続き、太陽系が銀河系から吹き飛ばされて宇宙空間を突き抜ける可能性もあるとしている。

 これまでの研究では、アンドロメダ星雲が今から40億年後に銀河系に衝突するという説が発表されていたが、大マゼラン雲の衝突はそれよりもずっと早い時期に起きることになる。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 CNN news: https://www.cnn.co.jp/fringe/35131234.html

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グランドキャニオン「大不整合」の謎、原因はスノーボールアースの巨大氷河?

2019年01月24日 | サイエンスジャーナル

 グランドキャニオンの大きな謎「大不整合」

 グランド・キャニオン(Grand Canyon)はアメリカ合衆国アリゾナ州北部にある峡谷である。コロラド高原が長年のコロラド川による浸食作用で削り出された地形であり、先カンブリア時代からペルム紀までの地層の重なりが露出しており、肉眼で観察が可能である。

 地球の歴史を刻んでいる価値と共に、その雄大な景観から、合衆国の初期の国立公園の一つであるグランド・キャニオン国立公園に含まれている。国立公園は1979年に世界遺産に登録された。

 グランドキャニオンは地質学の巨大な図書館だ。その岩石には、何十億年という地球の歴史が刻み込まれているからだ。しかし不思議なことに、どこを見てもある時期の地層がごっそりと失われている。失われたのは最大で12億年分というから相当な量だ。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 National Geographic news: https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/010700018/

スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
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近宇宙の地球型惑星に原始生命、深宇宙から飛来する「FRB」に知的生命体の可能性?

2019年01月22日 | サイエンスジャーナル

 地球外の原始生命を探して

 私たちは現在、地球外に生命は存在するのかというテーマで宇宙探査を行っている。身近な火星や金星、そして地球外惑星など様々な分野に興味は及んでいる。

 先日、米国の天文学会でも地球から2番目に近い系外惑星に、原始的な生命活動を可能にする領域が存在するという発表がなされた。

 地球からわずか6光年の距離で見つかったスーパーアース(巨大地球型惑星)は、太陽に最も近い単独の恒星「バーナード星」を周回しており、昨年11月に発見されたばかり。質量は地球の3倍以上で、これまで見つかった系外惑星の中では2番目に地球に近い。

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地球外生命を求めて (Dis+Cover Science)
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宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告
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プラスチック汚染、国内状況を調査!市街地を流れる川にはマイクロプラスチックがやはり多かった

2019年01月21日 | サイエンスジャーナル

 プラスチック問題

 今年の夏、OECDは「Improving Markets for Recycled Plastics: Trends, prospects and policy responses」と題し、約160ページに及ぶ報告書によると、世界のプラスチックの生産量は、1950年時点では200万トンだったが、2015年には4億700万トンに達した。

 このうちリサイクルされるのは推定でわずか14~18%。一方プラスチックごみの発生量は増加の一途をたどり、2015年に3億200万トンに上り、あらゆるごみの総量の3~4%に当たるという。

 プラスチックごみの問題が深刻なのは、発生するごみのかなりの量が海に流出して海洋汚染を進めるため。報告書は、投棄されたり、埋め立て地から流出して2010年時点で年間推定400万~1200万トンが海に到達している、とした。そして海岸の汚染による観光客の減少、漁業への悪影響などによる損害が総額年間130億ドルに達している、と指摘した。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 サイエンスポータル: https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/11/20181105_01.html

プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する
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DAYS JAPAN 2017年11月号 (特集シリーズ 「豊かな暮らし」の向こう側 「使い捨て」がもたらす世界 海がプラスチックに支配される日)
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気象観測技術の発展!AIで熱帯低気圧のタマゴを高確率で検出することに成功

2019年01月20日 | サイエンスジャーナル

 台風1号発生!気象庁の監視域外へ出て21年ぶりにサイクロンに

 先日、台風1号が発生した。1月5日(土)0時、台風1号(パブーク)は、マレー半島のタイ付近で東経100度を越えたことで気象庁の監視域から外れ、「域外へ出る」扱いとなって台風でなくサイクロンになった。台風が勢力を維持したままインド洋域へ出たのは、1997年11月の台風26号以来で、約21年ぶりのこと。

 台風の数え方はその年の始めから1号、2号と数えていく。今回の台風ずいぶんと早い時期に発生するもののようだが、もっと早い台風もある。それが1979年の台風1号で、1月2日0:00UTC(日本時間午前9時)に発生している。

 台風の定義は、北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在する熱帯低気圧で、低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上のもの、とされている。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 サイエンスポータル: https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/12/20181227_01.html

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世界初めて、中国の月探査機嫦娥4号が月の裏側に着陸成功!発展する中国の宇宙開発

2019年01月18日 | サイエンスジャーナル

 中国の月探査機「嫦娥4号」世界で初めて月の裏側に着陸成功

 月の裏側はどうなっているだろう?月の地球とは反対側の部分はふだんは地球からは見えない。月は自転と公転が同期し常に地球に同じ側を向けているためだ。

 1959年、ソ連の月探査機ルナ3号が初めて観測した。なお、月の裏の目立つ地形は、この計画に関わったソ連の天文学者により命名されたため、ツィオルコフスキー、モスクワの海など、ソ連やロシアにちなんだものが多い。

 月の表は大きな海が多数分布するのに対し、裏は海がほとんどない。海の割合は、表30%、裏2%である。また、裏は表よりも高低の起伏が激しく、月での最高点 (10.075km) も、南極エイトケン盆地にある最低点 (-9.06km) も、裏にある。さらに地殻がやや厚い。表は60km、裏は68kmである。

 2019年1月3日、歴史上はじめて、中国の月探査機「嫦娥(じょうが)4号」が月の裏側に着陸した。

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国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)合意、パリ協定の実施ルールは全ての国に共通の基準で交渉難航の末

2019年01月17日 | サイエンスジャーナル

 第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)

 地球温暖化対策として始まった国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)も昨年で24回目を迎えた。結果はどうだったか?

 ポーランドのカトウィツェで開かれていた国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)は、地球温暖化の国際枠組であるパリ協定の実施ルールを採択した後、現地時間の16日未明に閉幕した。12月4日から14日までの日程で開かれていた会議は先進国と発展途上国との間などで主張が対立して交渉は難航した。

 会期を延長して議論を進めた結果、最後は全ての国が共通の厳しいルールの下で温室効果ガスの排出削減を進めることで合意した。実施ルールの大枠では何とか合意に至ったが、2020年の協定の運用開始に向けていくつかの重要課題は先送りとなった。

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参考 サイエンスポータル: https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/12/20181217_01.html

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2019年1月21日欧米で「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」!絶対に見たい2019年天体ショー9選

2019年01月15日 | サイエンスジャーナル

 「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」1月21日に欧米などで観測

 1月6日の部分日食はご覧になっただろうか?あいにく湘南地方は厚い雲におおわれ、太陽が顔を出すことはなかったが、各地で部分日食は観測された。

 2012年の金環食の時に購入した太陽観測グラスをとっておいたのだが、残念ながら見ることはできなかった。今年はもう一度12月26日に部分日食が観察できるチャンスがある。

 次の天文現象のチャンスは 1月21日、皆既月食がある。これは欧米を中心に観測できるもので、残念ながらアジアでは観測できない。

 月が通常よりも大きく見える「スーパームーン」、皆既月食の際に月が赤く見える「ブラッドムーン」、1月最初の満月である「ウルフムーン」が組み合わさり、「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」とよぶ。

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参考 National Geographic news:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/122800014/

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2019年の天体現象は?2019年1月6日 12月26日部分日食 7月17日部分月食...など

2019年01月13日 | サイエンスジャーナル

 2019年の天文現象

 いよいよ2019年新しい年が始まった。今年一年どんな年にしたいか。挑戦してみたことがあれば、たとえ失敗でも、何でも挑戦したい。かのエジソンは「失敗は発明の母」と言っている。また「熱意を持ち続けることが大事」とも言っている。

 私もこれまで多くの失敗をしているが、そこから何を学ぶかが大事だ。熱意を持ち続けられるものを持っていることが大事だと思う。さて来年の天文現象にはどんなものがあるか?2019年の天文現象を調べてみた。

 2019年に注目したい天文現象としては、1月と12月に起こる部分日食があげられる。1月6日には、日本全国で午前中に部分日食の始めから終わりまでを観察することができる。また、12月26日にはアジアの一部地域で金環日食が起こり、日本では午後2時過ぎから夕方にかけて部分食を観察することができる。東日本や北日本では日食中に太陽が沈んでいく「日入帯食」となる。一年の始まりと、一年の締めくくりにふさわしい天文現象となる。

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なぜ日本は捕鯨するのか?クジラは日本人にとって重要な「タンパク源」その歴史と必要性を解説

2019年01月06日 | サイエンスジャーナル

 「日本とクジラ・なぜ日本は捕鯨をするのか」

 捕鯨問題はなぜ日本人と欧米人とでは見方がこうも違うのか?現在もグリーンピースなどの環境団体と日本の捕鯨事業者の間には対立関係があり問題となっている。日本人は日本人として捕鯨の必要性を主張したい。

 イギリスの代表的なメディアであるBBCの記者ルーパート・ウィングフィールド=ヘイズは次のように述べている。(以下BBCの記事より)

 捕鯨は、日本の食料確保になんら影響がなく、世界からは激しく非難されている。もちろん経済的な理由もない。それでも日本が捕鯨をするのはなぜか。

 捕鯨は日本の伝統文化に基づくもので、日本の漁師は何百年にもわたってクジラを捕獲してきたし、何を食べていいか悪いかを外国人に指図されるいわれはない――というのが、日本政府の答えだ。

参考 BBC news: https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35529672

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日本IWC(国際捕鯨委員会)を脱退!欧米と対立、将来の食糧危機に備え商業捕鯨を再開

2019年01月05日 | サイエンスジャーナル

 IWC脱退 商業捕鯨を再開する日本の今後

 最近気になる話題として、日本の国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退がある。鯨の肉というと私ぐらいの世代になると、学校給食の時、時々食べていた記憶がある。独特の味が私は好きだった。

 いつの間にか普及した牛肉とともに、忘れられた存在になっていった。昔は牛肉は高くてなかなか入手できず、鯨の肉は貴重なタンパク源だった。なぜ今、商業捕鯨の再開なのだろうか?

 国際捕鯨委員会(IWC)は当初、クジラの肉などを利用する捕鯨国が多くを占めていたが、その後、クジラの数が減って、捕鯨をやめたり、捕鯨に反対する国の加盟が増えたりして、対立が激しくなっている。

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参考 BBC news:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35529672 

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NASA探査機「ニューホライズンズ」、史上最も遠い天体「ウルティマトゥーレ」を観測

2019年01月04日 | サイエンスジャーナル

 NASA探査機、史上最も遠い天体「ウルティマトゥーレ」を観測

 米航空宇宙局(NASA)とジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所は2日までに、無人探査機「ニューホライズンズ」が地球から約64億キロ離れた、冥王星以遠のカイパーベルト天体内に位置する天体「ウルティマトゥーレ」へのフライバイ(接近通過)に成功したと発表した。

 ニューホライズンズがフライバイを行ったのは米東部時間の1日午前0時33分だが、地球からの距離があまりに遠いため、ニューホライズンズからの信号を受信したのは約10時間後の午前10時30分ごろだった。

 ニューホライズンズは、ウルティマトゥーレを時速約5万キロで通過したため、フライバイのチャンスは1度しかなく、このミッションを行っている科学者のチームは、フライバイの成功に胸をなで下ろした。

 

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参考 CNN news:https://www.cnn.co.jp/fringe/35130833.html

ニュー・ホライズンズ探査機がとらえた冥王星【第2版】
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2019年の干支は己亥(つちのと・い)イノシシはどんな動物?

2019年01月03日 | サイエンスジャーナル

 イノシシとは何か?

 イノシシ(boar 学名:Sus scrofa)は、鯨偶蹄目イノシシ科の1種。「猪突猛進」という成句があるくらい突進力が強い半面、犬と同じくらい鼻が敏感で、神経質な動物でもある。本種の家畜化がブタである。日本の民俗・風習においては、十二支の12番目「亥」として知られる。

 学名は「Sus scrofa」であり、リンネによる命名である。ウシやウマなど他の家畜の学名では野生種より前に家畜種に命名されている例が多々あり、先取権の点から問題となった(審議会の強権により解決された)が、イノシシとブタの間ではそのような問題は起きなかった。古い大和言葉では「ヰ(イ)」と呼んだ。イノシシは「ヰ(猪)のシシ(肉)」が語源であり、シシは大和言葉で「肉」を意味する(「ニク」は音読みの呉音)。現代中国語では、「猪(豬)」の漢字は主にブタの意味で用いられており、イノシシは「野猪(豬)」と呼んで区別する。

 元来はアジアやヨーロッパなどを中心に生息していた。人間によってイノシシまたはその家畜化されたブタが再野生化したものがアメリカ大陸やオーストラリア大陸などにも放され、爆発的に生息域を広げることになった。

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野生動物の管理システム クマ・シカ・イノシシとの共存をめざして (KS自然科学書ピ-ス)
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