痒いという感覚の謎
「隔靴掻痒」という言葉がある。これは「靴の上から足をかいても痒みは収まらない」という事から転じて、何をやっても手ごたえがないもどかしい状態の事を指す。
痛みについては、外からの危害を避けるための無意識的な反射活動と捉えられている。痒みも、従来は痛覚神経が反応して起きると考えられており、痛みと同様にその防衛反射をさらに補強するものと思われていた。言わば痛覚の軽微なものが痒みであり、掻く事で痒みが抑えられるのは明確な痛覚を与えるためと考えられていた。
しかし2009年、痒みが痛みとは独立した神経経路をもった独自の感覚であり、痛みには反応しない脳の頭頂葉内側部の楔前部(けつぜんぶ)という場所で反応が起きていることが発見された。
痒みを引き起こす代表的な原因物質であるヒスタミンが痛みの神経を活動させたり、ブラジキニンやカプサイシンなどの痛みの原因物質が痒みの神経を活動させることがわかっており、痒みと痛みは非常に複雑に関係していると考えられている。
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参考 サイエンスポータル: 慢性的なかゆみに微弱な電気刺激で抑制 ドクター牧瀬のサプリメントクリニック: アトピー性皮膚炎完治療法ガイド
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