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「3Dプリント」で人工肉をつくってみた結果w!

2021年09月28日 | サイエンスジャーナル

 食糧難の時代をどう乗り越えるか?

 世界の人口が78億人を超えた。世界人口は2050年には97億人に達し、人口増加や食生活の向上によりタンパク質の需要と供給のバランスが崩れる「タンパク質危機」が起きると予測されている。

 このため代替タンパク質として、植物由来タンパク質とともに培養肉の実用化が期待されている。2013年にオランダ・マーストリヒト大学のマーク・ポスト教授が世界で初めて、ウシの筋肉組織の幹細胞から人工肉を作った。だが、慣れ親しんだ肉の舌触りだが、味が違う。脂肪がないという感想だった。

 今回、大阪大学の松崎典弥教授らの共同研究グループが、筋肉の細胞だけでなく、サシとなる脂肪や血管になる細胞も人工培養した。さらにこれらを3Dプリンター技術を活用して多数束ね、幅1.5センチほどの「サシ」の入った「霜降り培養肉」の塊にすることに成功した。


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