マヤの神秘の予言とマヤ文明
マヤ文明というとマヤの予言を思い出す。マヤ文明では歴史は繰り返すという観念があり、異なる周期を持つ複数の暦が用いられていた。また、暦のなかには、一つの周期の終わりが滅亡に結び付くと考えられていたものもあったらしく、マヤ文明衰退の一因に、こうした終末観の影響を挙げる者もいる。
マヤ文明で用いられていた暦の一つ、主に碑文などで用いられていた長期暦はある起点日からの日数で表わされており、その周期は13バクトゥン(187万2千日)であった。その最後の日に向かって人類は滅亡に向かうと解釈する人もおり、マヤの予言などという。最近、その日が2012年12月22日であり、何かが起きると話題になったのは記憶に新しい。
さて、マヤ文明は、メキシコ南東部、グアテマラ、ユカタン半島などいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明である。マヤ文明の栄えた時期は、先古典期(前2000~後300年)、古典期(300~900/1000年)、後古典期(900/1000~16世紀前半)に大きく分けられる。
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参考 サイエンスポータル: 文明は共同作業で始まった、マヤ遺跡で発見
古代メソアメリカ文明――マヤ・テオティワカン・アステカ (講談社選書メチエ) | |
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