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自然科学大好き!「自然」は地球、宇宙、人、社会、宗教...あらゆるものを含みます.さあ、あらゆる不思議を探検しよう!

第35回ノーベル化学賞 フレデリック・イレーヌ=キュリー夫妻「人工放射性元素の発見」

2012年04月30日 | ノーベル賞

 2組のキュリー夫妻
 第35回ノーベル化学賞は、フレデリック・ジョリオ=キュリーとイレーヌ・ジョリオ=キュリーの“キュリー夫妻”に贈られた。受賞理由は「人工放射性元素の発見」である。

 この名前からわかるように、イレーヌは、高名なマリー・キュリーの娘、フレデリックは娘婿である。マリー・キュリーは、1903年には放射能の研究によって、夫ピエールとともにノーベル物理学賞を受け、さらに1911年にもポロニウムとラジウムの発見により、2つ目のノーベル賞を受けている。そのときはノーベル化学賞であった。ノーベル物理学賞と化学賞の、両方の賞を授与された科学者は、マリー・キュリーだけだ。

 ピエールとマリーの“キュリー夫妻”は夫婦で研究生活を共にしていたが、その長女イレーヌ(物理学者)と結婚したフレデリック・ジョリオ(キュリー夫人の助手)もまた物理学者であり、やはり夫婦で研究生活を共にする。そして、キュリー夫妻には息子がいなかったため、その「キュリー姓」を保持しようと、ジョリオは結婚後、ジョリオ・キュリーと名乗ったのである。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia フレデリック・ジョリオ=キュリー イレーヌ・ジョリオ=キュリー 

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第35回ノーベル物理学賞 ジェームズ・チャドウィック「中性子の発見」

2012年04月30日 | ノーベル賞

 ジェームズ・チャドウィック
 第35回ノーベル物理学賞は、ジェームズ・チャドウィック(Sir James Chadwick, 1891年~1974年)である。チャドウィックはイギリスの物理学者。中性子の発見で1935年にノーベル物理学賞を受賞した。他にヒューズメダル(1932年)、コプリ・メダル(1950年)、フランクリン・メダル(1951年)などを受賞している。
 
 チャドウィックはチェシャーのボウリントンで生まれた。マンチェスター大学、ケンブリッジ大学で物理を勉強した後、1914年、ベルリンのベルリン工科大学においてハンス・ガイガーのもとで研究した。大戦後ケンブリッジに戻り、アーネスト・ラザフォードと、放射性物質からのガンマ線の放射、α線照射による元素の変化、原子核の研究を行い、1932年に中性子を発見した。

 中性子発見については、フランスのイレーヌ・キュリーとフレデリック・ジョリオ夫妻と、成果を競うことになった。キュリー夫妻が、1932年の論文で、これを「γ線」だと考えたのに対し、ラザフォードとチャドウィックは「γ線」ではないと考えた。チャドウィックが行った一連の実験で、この新しい放射は陽子と等しい質量を持ち、かつ電荷を持たない粒子によりなされるという事実を示した。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia ジェームズ・チャドウィック 中性子 科学と技術の諸相 原子核物理学

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平成24年7月1日スタート!再生エネルギー買い取り価格決定!消費者は負担増

2012年04月28日 | エネルギー

 再生エネ:原案価格決定 太陽光42円、風力23〜57円
 平成24年7月1日より、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度がスタートする。ドイツは固定価格買い取り制度によって再生可能エネルギーを大量に普及させると同時に生産コストを下げ、電力総需要に対するシェアを2000年の6.3%から2007年末には14%に倍増させる成果を挙げた。我が国でも再生エネルギーの普及はすすむことが期待される。

 経済産業省の有識者会議「調達価格等算定委員会」は4月25日の会合で、7月に導入する「再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度」の原案をまとめた。次回会合で正式決定する。焦点の電力会社が発電事業者から買い取る際の価格は、太陽光発電が1キロワット時当たり42円、風力発電が同23.1〜57.75円など。買い取り期間は15〜20年とした。発電事業者の要望に近い価格水準とすることで、再生エネの普及を目指す。

 同制度は、太陽光、風力、地熱、中小水力、バイオマスの5種類の再生エネで発電した全電力を、電力会社が固定価格で一定期間買い取ることを義務づけることが柱。原案は枝野幸男経産相に報告され、関係閣僚との協議を経て最終決定する。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP 政府公報オンライン 平成24年7月1日スタート!再生可能エネルギー固定買い取り制度

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暗黒物質の正体は何か?素粒子(WIMP)が 1分に1個、人体に衝突?

2012年04月26日 | 宇宙

 暗黒物質の正体は何か?
 具体的に何が、宇宙の質量の大半を占めている「暗黒物質」だろう?これには複数の候補が挙がっている。

 素粒子からは、ニュートリノ、ニュートラリーノ、アミシオン、ミラーマターなどがあるが、ニュートリノ以外は存在が確認できていない。このような粒子をWIMP(ウィンプ)と呼んでいる。WIMP(weakly interacting massive particle)は、弱く相互作用する重い粒子で、特に関心を集めている。それは、WIMPが素粒子物理学の標準モデルを拡張する新しい理論から自然に出てくる存在だからだ。

 暗黒物質の観測事実からいくつかのその性質が推測される。(1)電荷を持たず、(2)非常に重く、(3)安定である、こと。このような物質は、現在われわれが知っている素粒子では説明ができない。新しい理論に基づく、未発見の素粒子が必要となる。

 われわれの身の回りにもダークマターは1リットル当たり約1個ほど存在すると考えられている。しかし、いまだ実験的に直接捕えられていない。ダークマターの直接観測は、現在の宇宙物理の最も大きな課題の一つである。直接観測に成功すれば、その正体を解明する手がかりが得られる。そして、ダークマターの正体が分かれば、宇宙創成メカニズムの理解が大きく進展すると考えられる。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP アストロアーツ 暗黒物質は太陽系の近くにないかもしれない National Geographic news 暗黒物質1分に1個が人体に衝突?

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宇宙で見える物質は4%!暗黒物質は22%だが、太陽系には少ない?

2012年04月25日 | 宇宙

 宇宙で目に見える物質はたった4%
 宇宙が何でできているかを調べてみると、われわれが知っている、陽子や中性子など”目に見える”(観測されている)物質は全体の約4パーセントにすぎない。その5~6倍は未知の物質(ダークマター)が占めていると考えられている。残りはダークエネルギーと呼ばれている正体不明のもの。これまで観測に利用されてきたのは、光やX線、赤外線などの電磁波だが、”暗黒”物質というのは、電磁波での観測では見ることができないため、”暗黒(ダーク)”という呼び名がついている。

 1986年に発見された宇宙の大規模構造が作られるまでの時間をシミュレートした結果、ビッグバン宇宙論から導き出されている137億年といった宇宙の年齢とはかけ離れた長い歳月を必要とすることが明らかになった。そのため、ビッグバン宇宙論が間違っていて修正が必要ではないかという見解が生まれたが、まもなく暗黒物質の存在を仮定すると、ビッグバン宇宙論と矛盾しない時間の範囲内でも、現在のような銀河集団の泡構造が出来上がることが明らかにされた。

 そこで、宇宙全体にどの程度の暗黒物質や暗黒エネルギーが必要なのか、繰り返しシミュレーションが行なわれている。その結果、ダークマターを含めた物質を約30%、ダークエネルギーを約70%にした場合にうまくいくことが確認されている。 2003年から、宇宙背景放射を観測するWMAP衛星の観測によって、宇宙全体の物質エネルギーのうち、74%が暗黒エネルギー、22%が暗黒物質で、人類が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウムは4%ぐらいしかないことが分かってきた。この観測結果は、宇宙の大規模構造のシミュレーションから予測されているダークマターの値と、ほぼ一致している。このように2つの方法から推測したダークマターの量がほぼ合うということから、この考えの妥当性が図られている。 

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP アストロアーツ 暗黒物質は太陽系の近くにないかもしれない National Geographic news 暗黒物質1分に1個が人体に衝突?

宇宙を支配する暗黒物質(ダークマター)とは何か!?―人類起源から量子論まで、解かれざる謎に最新科学が挑む (PHPビジネスライブラリー)
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4%の宇宙 宇宙の96%を支配する“見えない物質”と“見えないエネルギー”の正体に迫る
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宇宙誕生から10億年!最も遠い“銀河団”を発見!宇宙の歴史と成り立ち

2012年04月24日 | 宇宙

 最も遠い“銀河団”発見
 国立天文台などの研究チームは4月24日、すばる望遠鏡(米ハワイ島)を使った観測で、これまでで最も遠い127.2億光年先に、銀河が集まる銀河団を見つけたと発表した。約137億年前の宇宙誕生から10億年に満たない時期の「原始銀河団」の発見は、宇宙の構造が形成される過程を解明する手掛かりになるという。論文は近く、米天文学誌アストロフィジカル・ジャーナルに掲載される。

 宇宙には、銀河団のように銀河が集中する場所が点在し、相互につながった網目状の「大規模構造」があるとされる。宇宙誕生直後の物質分布のわずかなむらがこうした構造をもたらしたとされるが、形成過程の解明には、遠方の銀河団の観測が必要になる。

 総合研究大学院大博士課程1年の利川潤さんと国立天文台の柏川伸成准教授らは、すばる望遠鏡の広視野と高い集光能力を生かし、かみのけ座の方角に約30個の銀河が集まっている領域があるのを発見。このうち15個の距離を詳しく測ったところ、8個が127.2億光年先に集中していた。原始銀河団としては、これまで2005年に同望遠鏡が発見した126.5億光年が最も遠いとされていたが、今回の観測はそれを7000万光年上回った。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia:銀河 国立天文台:すばる望遠鏡が見つけた宇宙最遠方の銀河団

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野生で36年ぶり!放鳥トキに初のひな誕生!巣立ちまで前途多難

2012年04月23日 | ノーベル賞

 放鳥のトキ 初めてひな誕生を確認
 新潟県佐渡市で野生復帰を目指して自然に放された国の特別天然記念物のトキについて、環境省は4月22日夜、「ひなが誕生した」と発表した。
自然界でひなの誕生が確認されたのは、佐渡に野生のトキが生息していた昭和51年以来、36年ぶりで、放鳥されたトキでは初めて。

 環境省によると、このひなは佐渡市で去年の春に放鳥された3歳のオスと2歳のメスのトキのつがいから誕生した。このつがいは3月中旬から4個の卵を産んだとみられていたが、観察のため設置されたカメラが今月11日ごろから故障して撮影できなくなり22日、あらためてカメラを設置して映像を確認したところ、午後6時45分ごろ、巣の近くにひなの姿が映っているのが確認された。

 これを受けて環境省は「ひなが誕生した」と発表した。20年にわたって、地元でトキの飼育や訓練などを行ってきた佐渡トキ保護センターの金子良則獣医師によると、産まれたひなの映像を確認したところ、ひなの体長はおよそ20センチで、ふ化から一週間程度経っているとみられるということである。また、飼育で生まれたトキと同じように元気で、仕草も正常だということだ。

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コウノトリ、再び
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恐竜絶滅に新説!原因は“卵生”?主流は「隕石衝突説」他に「伝染病・火山活動」など

2012年04月22日 | 古生物

 恐竜絶滅の原因は卵生だったから、研究論文
 何千万年もの昔に陸上を闊歩(かっぽ)していた恐竜が大量絶滅したのは、赤ちゃんではなく卵を産むその繁殖方法に原因があったとする論文が、18日発行の英国王立協会(British Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に発表された。

 研究チームは、数学モデルを用いることによって、生まれた時のサイズが種の生存を左右する決め手となったことを突き止めた。

 論文によれば、卵の殻が厚過ぎると胚が必要とする酸素を通すことができないため、卵のサイズには上限があるという。このため恐竜は比較的小さい状態で生まれざるを得なかった。わずか2~10キログラムの卵から、30~50トンもの巨体へと成長する種もいたという。史上最大級の脊椎動物だった恐竜ティタノサウルス(Titanosaur)は、成体で平均4トンと、卵からふ化した時の約2500倍の重さへと成長した。一方、現代に生きるゾウの母親の体重は赤ちゃんと比べて22倍程度だ。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP  Wikipedia:恐竜 AFPBBnews:恐竜絶滅の原因は卵生だったから

恐竜学 進化と絶滅の謎
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強度世界一!燃えにくい“マグネシウム合金”開発!マグネシウムの拓く未来

2012年04月22日 | テクノロジー

 強度世界一のマグネシウム 熊本大、合金を開発
 世界一の強度を持つマグネシウム合金の開発に成功したと、熊本大の河村能人教授(金属工学)らが4月20日、大阪市内で発表した。強度は512メガパスカルで、従来のマグネシウム合金では440メガパスカルが最高。世界記録を大幅に更新した。

 航空機に使われるアルミニウム合金の超々ジュラルミンの505メガパスカルよりも高強度で、重さも3分の2しかないため、自動車部品や航空機への応用が期待される。

 河村教授は「マグネシウムは実用金属の中で最も軽く、輸送のための機器の軽量化が可能。環境に優しい社会の実現に貢献できる。資源も豊富で日本発の新材料として確立したい」と話した。

 河村教授らはマグネシウムに配合する元素の種類や割合を検討。ニッケルとイットリウムを加え「長周期積層構造」と呼ばれる特殊な重層構造を備えた合金を開発した。通常の合金製造法で作ることができ、量産化も可能。特許を申請中という。(2010/05/20 共同通信)

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参考HP Wikipedia:マグネシウム合金 月刊チャージャー2009年10月号:マグネシウムが地球を救う?

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地球寒冷期の前兆か?太陽活動に異変!磁場が4重極構造になる可能性

2012年04月22日 | 宇宙

 太陽活動に異変、地球寒冷期の前兆か?
 国立天文台と理化学研究所などの国際チームは4月19日、太陽極域の磁場にこれまでの活動周期とは違った現象が観測されたと発表した。地球に寒冷期が到来する兆候にも似ているという。 太陽には南北両極にプラス極とマイナス極があり、約11年周期で同時に両極の磁場が入れ替わる(反転する)。

 現在の太陽は北極がマイナス極、南極がプラス極となっていて、次回は2013年5月の太陽活動の「極大期」(太陽の黒点数が最大になる時期)と同時に反転すると予測されていた。 ところが今年1月の太陽観測衛星「ひので」の観測で、北極では約1年も早く、反転に向けて磁場がゼロ状態に近くなっていることが分かった。

 しかし、南極では反転の兆しはみられず、依然、プラス極のままだ。その結果、北極と南極がともにプラス極となり、赤道付近に別のマイナス極ができるような、太陽全体の磁場が「4重極構造」になる可能性があるという。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP サイエンスポータル 太陽活動に異変、地球寒冷化の兆候か? Wikipedia 太陽黒点

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世界最高の分解能“アルマ望遠鏡”で、フォーマルハウトの環・惑星を捉えた!

2012年04月21日 | 宇宙

 世界最高の分解能“アルマ望遠鏡”
 アルマ望遠鏡は、南米のチリ共和国北部にある、アタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に建設された電波望遠鏡である。パラボラアンテナ66台を組み合わせる干渉計方式の巨大電波望遠鏡で、直径12メートルのアンテナを50台組み合わせるアンテナ群と、直径12メートルのアンテナ4台と直径7メートルアンテナ12台からなる「アタカマコンパクトアレイ (ACA)」で構成されている。

 アンテナは全て移動可能で、それらの間隔を最大18.5キロメートルまで広げることで、直径18.5キロメートルの電波望遠鏡に相当する空間分解能(視力)を得ることができ、ミリ波・サブミリ波領域では世界最高の感度と分解能を備えた望遠鏡になる。アルマ望遠鏡の分解能は、すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の約10倍にもなる。

 2011年9月からは、初期科学観測が開始されており、全世界から公募された観測研究のなかで、最初の成果があがった。みなみのうお座の一等星「フォーマルハウト」を取り囲む環の観測だ。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP 国立天文台: アルマ望遠鏡が明らかにした、太陽系外惑星のはたらき ヨーロッパ宇宙機関: Herschel spots comet massacre around nearby star Wikipedia:フォーマルハウト 

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火星の生命、30年前“バイキング”で発見か?その他の証拠「隕石・メタン・珪素…」

2012年04月20日 | 太陽系

 バイキングによる生物探査
 1970年代中盤に行われたバイキング計画の主要な目的は、火星の土壌中の微生物を検出する実験を行うことだった。4つの実験が行われたうち、放射性同位体で標識した元素を用いた実験だけが有意な結果を出し、14CO2の濃度の上昇が見られた。科学者はこのバイキングの実験から2つの事実について合意を得た。1つは、検出された14CO2はこの実験で使われた元素から生成したこと、もう1つは、ガスクロマトグラフ質量分析計は有機分子を検出しなかったことである。しかし、これらの事実をどう解釈するかについては、大きな違いがあった。
 
 実験の計画者の1人であるギルバート・レヴィンは、実験の結果は火星の生命の確定的な証拠だと信じていた。しかしこの結果は、土中の活性酸素によって生物なしでも同じことが起こりうるとする多くの科学者によって異議を唱えられた。またガスクロマトグラフ質量分析計は天然有機物を検出するために設計され、有機分子を検出するものではなかったため、この実験のデータは生命の証拠として合意を得ることはなかった。火星の生命に関するバイキングのミッションの結果は、専門家からはせいぜい決定的ではないものと評価された。

 果たして火星に生命は存在するのだろうか?火星は約40億年前に磁気圏を失ってしまったため、火星の電離層は太陽風や放射を遮ることができず、このため生命にとっては厳しい環境となっている。そして、生命が存在するために必要な水があるかどうかも最近までわからなかった。

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参考HP Wikipedia 火星の生命 National Geographic news 火星の生命、30年前に発見? 

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「セドナ」予想より小さかった!準惑星、太陽系外縁天体、冥王星型天体の違いは何?

2012年04月19日 | 考古学

 太陽外縁天体とは?
 太陽系外縁天体(trans-Neptunian objects (TNO))とは、海王星軌道の外側を周る天体の総称である。エッジワース・カイパーベルトやオールトの雲に属する天体、かつて惑星とされていた冥王星もこれに含まれる。

 1990年代になると海王星軌道より外側で次々と天体が発見され、冥王星を含むそれらの天体を総称して「trans-Neptunian objects (TNO)」と呼ぶようになった。2007年4月9日、日本学術会議はTNOの日本語表記を太陽系外縁天体または外縁天体を推奨した。

 似たような言葉に、準惑星(dwarf planet)と、冥王星型天体(Plutoid)がある。準惑星は、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するもの。国際天文学連合(IAU)が2006年8月24日に採択した第26回総会決議5A(以下、決議5Aと略)の中で「惑星」を再定義した際に、同時に定義された太陽系の天体の新分類である。

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参考HP Wikipedia 冥王星型天体 準惑星 太陽系外縁天体 National Geographic news 外縁天体セドナ、予想より小さかった

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マリファナより危険!健康被害急増!限りなく違法性の高い「脱法ハーブ」とは何?

2012年04月14日 | 環境問題

 脱法ハーブとは何か?
 2012年4月7日TBS報道特集「脱法ハーブ」を見た。ハーブはにおいのよい香草である。何か問題のあるハーブがあるのだろうか?番組を見ていくうちに、これは「脱法ドラッグ」のことだとわかった。ハーブをこまかく砕いて、違法すれすれのドラッグと混ぜたものである。ハーブ自体は有益なもので、私は好きなのだが、見終わった後、ハーブのよいイメージをぶち壊されたようで不快になった。

 売る側は「合法」と呼び、取り締まる側は「脱法」と呼ぶ。ハーブとは言いながら、大麻の成分に似た化学物質が含まれているのだ。「合法」あるいは「ハーブ」という言葉に誘われ、気軽に手を出す若者も多いと言われるが、実態は幻覚や深刻な健康被害を引き起こす危険なものだ。この「脱法ハーブ」は今、日本のみならず世界に広がりを見せている。その実態はどうなのだろう?

 脱法ハーブは、見た目は乾燥した植物の粉末だが、火を付けてタバコのように煙を吸うと中枢神経に影響して興奮作用があるほか、幻覚や幻聴の症状が出ることもあり、「簡単に気持ちよくなれる」として、ここ数年で若者を中心に急速に広まった。

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参考HP Buzzap! h合法ハーブがマリファナよりも危険であるという理由は?/ NHK news web h脱法ハーブ健康被害で取り締まり強化へl

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フォトクロミック物質を使った新材料:光で液体→固体→液体→固体…自由自在!

2012年04月13日 | テクノロジー

 新材料:液体→固体→液体→固体…光で自在
 産業技術総合研究所は4月6日、室温で紫外線を当てると液化し、可視光を当てると固まる新材料を開発したと発表した。この過程を何度でも繰り返すことができる。加熱せずに光だけで液体、固体に変わる材料は世界初という。独科学誌「アドバンスト・マテリアルズ」電子版に掲載された。

 新材料は粉末状で、有機質の糖アルコールと石油化合物の黄色の色素を組み合わせた液晶性物質。実験では、長さ3センチ、幅1.2センチの石英ガラス板2枚を使い、一部を重ねて接着面に新材料を挟んだ。緑色の可視光を当てると固化して接着し、1平方センチの接着面で約5キロの引っぱり力に耐えた。

 強い紫外線を当てると液化して簡単にはがれ、再び可視光を当てて接着させると最初と同じ強度になった。セ氏0度から60度までの環境で利用でき、何度でも使える「光制御接着剤」が開発できるという。(毎日新聞 2012年04月06日)

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参考HP 産総研 室温で光による、液化~固化を繰り返す材料 アイラブサイエンス ブルーレイの100倍記憶可能なフォトクロミック分子

クロミック材料の開発 (CMC books)
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