2組のキュリー夫妻
第35回ノーベル化学賞は、フレデリック・ジョリオ=キュリーとイレーヌ・ジョリオ=キュリーの“キュリー夫妻”に贈られた。受賞理由は「人工放射性元素の発見」である。
この名前からわかるように、イレーヌは、高名なマリー・キュリーの娘、フレデリックは娘婿である。マリー・キュリーは、1903年には放射能の研究によって、夫ピエールとともにノーベル物理学賞を受け、さらに1911年にもポロニウムとラジウムの発見により、2つ目のノーベル賞を受けている。そのときはノーベル化学賞であった。ノーベル物理学賞と化学賞の、両方の賞を授与された科学者は、マリー・キュリーだけだ。
ピエールとマリーの“キュリー夫妻”は夫婦で研究生活を共にしていたが、その長女イレーヌ(物理学者)と結婚したフレデリック・ジョリオ(キュリー夫人の助手)もまた物理学者であり、やはり夫婦で研究生活を共にする。そして、キュリー夫妻には息子がいなかったため、その「キュリー姓」を保持しようと、ジョリオは結婚後、ジョリオ・キュリーと名乗ったのである。
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参考HP Wikipedia フレデリック・ジョリオ=キュリー イレーヌ・ジョリオ=キュリー
放射線と現代生活―マリー・キュリーの夢を求めて | |
アラン・E. ウォルター | |
ERC出版 |
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