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最終氷期の頃の世界
最終氷期とは、およそ7万年前にはじまり1万年前に終了した一番新しい氷期のことである。ヴュルム氷期、ウィスコンシン氷期とも呼ばれる。 およそ2万年前、最終氷期の時に最も氷床が拡大した。
この時期には、世界中で海面が約120mも低下した。日本列島およびその周辺では、海岸線の低下により北海道と樺太、ユーラシア大陸は陸続きとなっており、現在の瀬戸内海や東京湾もほとんどが陸地となっていた。また、東シナ海の大部分も陸地となり、日本海と東シナ海をつなぐ対馬海峡もきわめて浅くなり、対馬暖流の流入が止まった。日本列島は現在より寒冷で、冬季の降雪量が少なかった。北海道では永久凍土やツンドラ、標高の高い地域では山岳氷河が発達し、針葉樹林は西日本まで南下していた。
この時代、ヨーロッパでは北部全域、カナダのほぼ全域と、西シベリア平原の北半分が巨大な氷床に覆われていた。北アメリカではその南限は五大湖周辺、東ヨーロッパではライン川の河口からクラクフ、ロシアではモスクワからアナバル川河口まで達していた。現在のスカンジナビア半島の豊かな北方針葉樹林は、7万年前から1万年前まで続いた「最終氷期」に途絶え、その後、東ヨーロッパなど他の地域からの針葉樹が分布拡大したものと考えられていた。
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参考HP Wikipedia 最終氷期 氷河期 サイエンスポータル スカンジナビアの針葉樹は氷河期を生き延びていた
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変化する日本の海岸―最終間氷期から現在まで |
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氷に刻まれた地球11万年の記憶―温暖化は氷河期を招く |
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