探査機「キュリオシティ」、火星に着陸
米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」は米東部時間2012年8月5日午前1時31分(日本時間同日午後2時31分)、予定時刻通り火星の目標地点に着陸した。今後2年をかけ、着陸した険しい「ゲール・クレーター」の地表を探査して生命の痕跡を探す。
打ち上げは昨年11月26日。着陸する直前、地球との通信ができなくなる「恐怖の7分間」があったが、これを乗り越え、新技術「スカイ・クレーン」を見事に成功させ。今後約2年かけて火星生命に関する探査を行う。
数分間にわたる着陸のシークエンスは至難の業だった。宇宙船「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」(MSL)から分離したキュリオシティは火星大気に突入してパラシュートで減速、その後パラシュートを切り離して噴射減速し、「スカイ・クレーン」で探査車を吊り下げて軟着陸させるという、今回初めてとなる手法が試みられた。
噴射や切り離しを正確な角度で行い、ぶつかったりレーダーでの地上確認に影響が出たりするのを防ぐという、高度な技術が詰め込まれている。火星の大気圏突入から着陸までの7分間は地球との通信ができない「恐怖の7分間(the Seven Minutes of Terror)」と呼ばれていたが、NASAのJohn Grunsfeldさんは「大成功の7分間(the Seven Minutes of Triumph)になりました」と喜びを語っている。
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参考HP National Geographic:キュリオシチティ恐怖の7分間・火星探査機ゲイル・クレーターへ
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