第30回ノーベル化学賞 ハンス・フィッシャー「ヘミンとクロロフィルの構造研究」
クロロフィルは葉緑素とも呼ばれ植物の葉の緑色をした色素で、植物が光合成を行い、酸素をつくることは学校でも学び、よく知られている。光合成は、植物が地中から吸い上げた水と、大気中の炭酸ガス(二酸化炭素)を利用して糖などの有機物を作り出す仕組みで、その過程で必ず太陽の光が必要になる。植物は太陽の光を受けて水を分解し水素と酸素に分ける。
クロロフィルは不思議である。人間が水を分解して水素と酸素に分けようとするとき、水の電気分解で知られているように多くの電気エネルギーを必要とし、その分解効率も悪い。ところが、植物はこの困難な水の分解を簡単にやってのける。そこで、活躍するのがクロロフィルである。クロロフィルは太陽の光を水を分解するエネルギー、つまり化学反応を行う電気化学エネルギーに変える。
光を自由に他のエネルギーに変えることができたら…。クロロフィルの謎を解明すれば、人類は無限のエネルギーを得ることができるかもしれない。クロロフィルは、多くの科学者の関心を集め、その不思議な分子の姿を知るのに研究が続けられた。クロロフィルの構造を発見したのは誰だろう?
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参考HP Wikipedia ハンス・フィッシャー クロロフィル研究所 クロロフィル研究の歴史
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鉄と人体の科学 (悠飛社ホット・ノンフィクション) |
岡田 茂 | |
悠飛社 |
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クロロフィル -構造・反応・機能- |
三室 守,垣谷 俊昭,民秋 均 | |
裳華房 |