きょうはもうしっけが多くて…
東の山の上に真っ黒な雲が出てきてつめたい風が吹いて、
雨降るかなあと思ったけど一瞬だけ。
まあ、また台風みたいなことになっても困るけど。
サッカーのVARが、決定的にNFLのチャレンジ制度や、
NPBのリクエスト制度と違ってるのは、
主導権を持っているのが審判側か選手側かということなんだと思う。
VARの使用を審判が握ってる状況では、
疑惑の判定は減らないと思うし、不公平感が消えるとも思われない。
疑惑があっても審判が見て見ぬふりをしてしまえば、
そのまま流れていってしまうわけだし。
選手やチーム、協会からの指摘があれば、
試合中にVARを要請する権利を認めるのは当然として、
明らかな反則の見逃しや暴力行為、非紳士的行為に対しては、
試合後でも、ペナルティを出せるようにするべき。
これからアメリカが強くなってきたりすると、
そういう動きも出てくるかもしれないけど、なかなか望みは薄そうかな。
「さらざんまい」わかったようでわからない最終回。
つながりを断つ、っていうことは、過去をなかったことにすることで、
自分も消してしまう、というのは、自殺するのと同じということかな。
つながりを取り戻す、というのは、過去を認めるということで、
いいことも悪いことも含めた、未来を受け入れるということ。
希望も絶望も命ともにあるのだから。
先のことはどうなるかはわからないけれど、
悠は少年院に入る(やったことを受け入れる)ことで、
未来を手にする権利を取り戻したということか。
「まっさら」っていう曲がぴったり。
このメンバーの方もピエールさんも待っててくれる人がいる。
逆に、むりやりつながろうとした「千里山の男」
「ひきこもり」やら「ひとりでしね」やらとシンクロしているけれど、
別にそういう意図で作ったんでもないんだろうな。
安易なきれいごとで、むりやりつながりを作ろうとしてもうまくいくわけがない。
自分の命と引き換えくらいの覚悟を持てるかどうか。
あくまでも本人が「まっさら」な気持ちでひとつずつつながっていかないと。
こっちはまあわかるのはわかるんだけど、
わからないのはケッピのほう。
絶望を切り離したっていうのは、過去を切り離すというのと同じ。
ル・グウィンの「影との戦い」を思い出す。
黒ケッピと融合するのも、影を受け入れたゲドと重なる。
で、王子に戻ってかっぱっぱーで一段落。
でもその過程で、消してしまった犯罪者たちとか、
あっさり生き返った玲央と真武はなんだったんだろうか。
存在ごと消してしまえば加害者家族の問題はなくなるかもしれないけど、
被害者やその家族は浮かばれないし、
そもそも加藤諒さん、そんな大罪人は演じてないはず。
一稀と悠のための「救いの物語」だったということなのかな。
燕太は個人的な葛藤はあったとしても、
そこまで罪を背負ってたわけでもないように思うし。
3人ひとまとめになってる感じだけど。
そのうち監督のインタビューなんかもあるかもしれないし、
いい考察をしてくれる人も出てくるかも。
まあ、カモメも3羽、人影も3つ、3人笑いあってるエンディングでよかった。
最後に船に乗ってるカッパ3人と、ケッピが持ってる次っていうお皿は気になるけれど。
3か月、楽しかった。
もっとほのぼのとした「大人のための絵本」を紹介してくれるのかと。
別に絵本って教訓を得るために読むものでもないと思うし。
「ビーバップ!ハイヒール」でやってた谷川俊太郎さんの絵本。
こういうのは、憲法9条と同じで、
日本よりも海をはさんだ西の国に紹介した方がいいのでは。
なんで戦争を起こすことが前提になってて、攻めてこられる可能性のことは考えないんだろう。
戦争をしてはいけない、というのはわかるけれど、
戦争に巻き込まれる、ことに対する備えは必要なはずだし。
これにも重なってくることだけど、
『悠仁さまが秋篠宮家の「家庭教師」半藤一利に問うた難しい質問』
『戦争へと引きずられないためにいかに外交が必要か』ということなら、
相当に汚いこともやる覚悟が持てるかどうか。
きれいごとだけでは戦争は防げないし、国民を守ることもできない。
ヨーロッパの王家が姻戚関係を結びまくったのは、
「戦争を防ぐために」ということもあったらしいけど、あの結果。
日本の国民を政治と外交だけで守るっていうのは、
江戸の火消みたいに延焼する前にまわりの建物を壊したりする必要もあるってこと。
攻めてこさせないためには、まわりの国の報道を操って、
内部から揺さぶったり崩壊させたることも選択肢には入ってくる(日本がやられてる可能性も)
そして、日本が戦争をしたくないというだけで、
どこか遠くの国のこどもが死んでいくのを見殺しにしなくてはいけないかもしれない。
そういうことを知っていながら、日本の平和だけを楽しむ冷酷さを持てるのか。
まあ、もうすでに「PKOに反対」っていうのはとっくにそういうことでもあるんだけど。