TBA

(仮)

ほどほどで

2019-07-17 | 本と雑誌

 

しばらく涼しかったので、急に暑くなるとしんどい。

ちゃんと水分補給しないと。

 

しんどくて、ぬるいお湯で長風呂。

うとうとしてたのか寝てたのかなにか気配を感じて、

はっと腕を見たら、てくびのあたりに見たことないような虫が。

思わず、ぱんとたたいてつぶしたら血まみれ。

血を吸いすぎてふくらんだ蚊だった。

変形するくらい血吸われてたらしい。

あんなのひさしぶりに見た。

 

 

つかれてるとかえって眠れないのか、そのあとはちっとも眠れなかった。

TVも見たいのがないので、てきとうにつけたまま本を読む。

 

「キノの旅」のあと、NHKの恐竜の番組をつけてたら、

そのままキノがナレーションしてるみたいな気がしてきてた。

 

トロオドンのところでひっかかる。

オウムやインコから考えると、知能が高いからいいエサをとれるのではなくて、

たまたま栄養度の高いエサをとることができたから、知能が高くなったのでは?

で、現生の鳥のすべてが知能が高いというわけでもないということを考えると、

恐竜がすべて知能が高いっていうのもどうかなあ。

 

あと、こどものために犠牲になる親っているんだろうか。

子育てが終わると寿命が尽きる生きものならともかく、

擬傷行動で捕食者の注意をひくことはあっても、

アフリカのヌーやシマウマでも、

こどものために命を捨てる親って聞いたことないような。

卵を抱いてるのとかはダチョウみたいなイメージだったけど、

ダチョウもたぶんそんなことしないのでは。

 

そんなことがなかった、って言い切ることはできないけど、

あった、かもしれないくらいっていう感じのわりには、

CGのせいではるかに真実味をもたせてしまいそうなのがちょっと気になる。

たぶん「ダーウィンが来た!」で現生動物ならそんな演出はしないかも。

 

あ、こんなニュース見た。

『ニフレルでミニカバ「モトモト」の誕生日をお祝い 小学生らが野菜ケーキをプレゼント』

あれ、生まれたこどもの名前って「タムタム」じゃなかったっけ。

と思ったら、親のほうなのね。

アフリカで撮影できなかったような動物が、

まぢかに見られるっていうのはすばらしいことだと思う。

「ダーウィン」で”コビトカバ”って言ってたのに、

このニュースでは”ミニカバ”になってるのにはなにか闇を感じるけど。

 

そのあとはいつも見てない番組を。

和牛の番組も村上マヨネーズもおもしろかった。

来週からおもしろそうだったらそっちも見てみよう。

 

 

で「本当の翻訳の話をしよう」を読み終わる。

「舞姫」のせいで森鴎外にあんまりいいイメージがない。

なので「坊っちゃんの時代」はそこで止まってしまって進めない。

 

でも、この本の中の「日本翻訳史 明治篇」を読んでちょっとイメージ変わるかも。

明治の翻訳のたいへんさ。

鴎外もやっぱり明治の知識人だったんだなと。

とにかく自分が読んだ本は気に入ったものも気に入らないものも、

自分に続く日本の誰かに向けて全部和訳して紹介しておかないと、っていう、

使命感というか、そういう気概をもっていたのではないかな。


あと、村上さんがときどき使っている、

「コミュートする」っていう言葉がわからなかった。

通うとか通勤みたいな感じなんだろうなあっていうのはわかるんだけど、

あえてそう使ってるのは意味があるんだろうかな。


やっぱり翻訳ってけっこう大きいんだろうな。

菊池光さんの訳のおかげで、

ロバート・B・パーカーとジャック・ヒギンズは同じくくりみたいになってるけど、

たぶんほんとは違うジャンルなんだろうし。


いま読んでる「世にも奇妙な人体実験の歴史」とかもそう。

この文春文庫のワイン色のシリーズ、

「捕食者なき世界」とか「移行化石の発見」とか、

いろいろおもしろいのが出てるんだけど、

字がちっちゃくて、ぶあつくて、おもしろいんだけど、

最後のほうには疲れてしまって、流し読みになって後悔する。


図書館から借りてくるから悪いのかもしれないけど、

こういう本って買ったら買ったで、いつか読もうって思ったまま、

とっつけなくてたぶん読めないままに終わる。


だから、意訳とか抄訳とかもあっていいんだろうけど、

それはそれで「ちゃんと訳せてない」とかクレームがきて、

いろいろたいへんなんだろうな。

 

コメント
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