TBA

(仮)

合理的じゃないもの

2019-07-28 | 本と雑誌

 

台風といっしょに湿気がどこかにとんでいった。

やっと梅雨が明けたみたい。

 

 

図書館で限度いっぱい10冊まで借りられるのだけど、

ここんところはがんばっても6冊までしか読めないので、

今回は7冊にした。

 

 

最近読んだ本だと「すごい進化」というのがおもしろかった。

 

ちょうど読んでる途中で「彼方のアストラ」を見てしまって、

毒キノコ中心の生態系ってどうやったら確立するんだろうなあと思ってたら、

いつのまにか女の子が歌ってて、

コノコハナンデウタッテイルノ キュウニドウシタノ っていう状態になった。

 

スティーヴン・ジェイ・グールドの本をやたらと読んでいたころ、

なにを書いてるのかわからなかったことがちょっとだけわかった感じ。

まだあんまりよくわかってないけれど。

 

まあ、進化っていうとすぐれたものが生き残る、みたいなイメージを持ちがちだけど、

実際はそういうわけでもなくて、偶然にその環境に都合が良かったり、

たまたま生き残っただけという風にも見えるけれど、

実はそこにもちゃんとした理由があったり、なにがしかの合理性があるということなのかな。

 

あと、同じころに外国人の方の書いたコミックエッセイも読んでて、

最初はおもしろく読んでたんだけど、

だんだん日本文化への疑問点を「男女平等」とか「動物愛護」とか、

母国の文化というか信念みたいなものにからめて、

ごりごり押し出してくる感じがしんどくなってやめてしまった。

 

国とまで言わなくても、各家庭とか会社とかでも、

頭で考えただけでは納得いかないような「伝統」や「しきたり」があって、

一見不合理に思えるようなことでも、実は意味があることもあったりはする。

まあ、ないこともあるんだけど、それでさえ、

やっぱり長い歴史の途中で一瞬だけとおりすがる人には理解できないことも多いはずで、

それを表面だけ見て反射的な対応をするのはまちがっているのだろう。

 

そのマンガエッセイだと本編のあとにきちんとしたツッコミがあれば、

もうちょっとよかったのかもしれないけど、

そういうのはなくて、本人さんの一言があるだけ。

で、その一言がまたちょっとズレてるんじゃないかなあ、っていうところもあって、

なんか誤解されたまま、日本のことをキライになられてもなあ、とも思ったり。

 

ほんとに異文化共生って難しいと思う。

ヴィーガンにしても、別の宗教的な制約にしても、

自分が自分の努力の上でそういう生活をするなら好きなようにすればいいと思うのだけど、

他人に強制するのは絶対に間違っているし、

旅先や自分たちのテリトリー外でそういうもてなしを要求するのもちょっと違うように思う。

 

「彼方のアストラ」みたいな状況に、

もしヴィーガンの人がいたら、生き残るためにはなにを食べればいいのだろう。

特別扱いしてもらえるんだろうか。

 

コメント
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