TBA

(仮)

やさしい世界

2020-02-23 | テレビ番組

 

きのうよりは寒いかも。

でも、息が白くなるほどでもない。

 

 

また「ふしぎ発見」を見ながら寝る。

起きたら「向上委員会」が始まってた。

みちおさんはこわい。笑顔がさらにこわい。

さんまさんたちが「他事務所だから」って気を遣いだしたところにあれだし。

まあ、1時間近く待たせたあとだけど。

 

「THE ORIGINE」を見てしまって、

「タモリ倶楽部」と「ゴッドタン」は中途半端になった。

「異種族レビュアーズ」はなんていうか、

職業の差別も種族の差別も嗜好に対する差別もない。

好きか嫌いか、苦手か許せるかはあるけど、決して否定はしない。

あれこそ異文化共生のお手本みたいなもんだと思うけど。

 

「リングワールド」のシリーズでも「リシャスラ」っていって、

異種族間のそういうのがでてきてて、

楽しみのためだけでなくて、友好のために敵意のないことを示すためだったり、

逆にそれを利用してる種族がいたり、吸血鬼みたいのもいたりしておもしろかった。

 

この作品でも鳥はヘビがこわい、ヘビは猛禽がこわい、みたいなのとか、

光属性とか闇属性とか、住んでる環境だとか、

ファンタジー的な異種族についても実在の動物についても、

ちゃんと、そういうことなのねって納得させられて、

ちゃんとネタにもなっているっていうのもいいと思うのに。

 

あと読んでないけど書評かなにかで見た、

「聖なるズー」っていうのもちょっと近いものを感じる。

そこまでいくかわからないけど、異種族間の純愛も出てくるみたいだし。

 

まあ、ギャグとして笑えて、そしていろんなことも考えさせられるっていうのは、

いちばんいいことだと思うのだけど。

 

鳥も爬虫類も総排泄腔っていう点では同じなのに、

ヒト型になると印象が違うのはなんでだろう…

人魚と半魚人もまた違うし…

 

 

「物語論で読む村上春樹と宮崎駿」を読んでみた。

いっときこの人の本よく読んでいたけれど…

 

このふたりの作品が世界で評価されたのは構造しかないから、ということなんだけど、

日本以外の国で作られた、同じ構造を持ったものが、

同じように世界で評価されているもんなんだろうか。

この人がいっぱい出している「物語論」を利用して、

書かれた創作物は、同じように世界で評価されているんだろうか。

 

そもそもミステリーや探偵小説、冒険小説なんかも、

枝葉末節を乱暴に取り去ってしまえば同じ構造のものが多いのでは。

でも、好き嫌いがあったり人気に差が出るのは、

その枝葉末節の部分にそれぞれの作者なりの個性があるから。

 

「構造」に沿ったもののほうが、世界で受け入れられやすいのはそうなんだろうけど、

村上春樹さんや宮崎駿さんの作るものには、

やっぱりそれ以外の部分でも選ばれるなにかがあるということなのでは。

 

『日本文化のすばらしさ』をやたら否定したがる人たちがいるけれど、

別に、ほとんどの人は日本の文化”だけ”をすばらしがっているわけではないし、

ほかの文化を貶めているわけでもない。

むしろそういう人たちのほうが日本の文化を貶めようとしているように感じる。

 

9.11のアメリカを「物語メーカー」の暴走とするのも同じ。

「構造」がヒト属に共有されているのだとしたら、

暴走する危険性を持っているのはアメリカだけではないはずだし、

日本がそれに乗っかったのだとしても、それは”欠損”がどうこうではなくて、

おなじ「構造」を共有しているから、ということなのでは。

 

たぶん、考えないといけないのは「物語メーカー」に暴走させないこと。

それをするためにはいろんな角度から情報を集める能力をもつことと、

その情報を精査できるだけの教養を持つこと。

 

「100分de名著」とも重なってくるのだけど、スローガンに踊らされないこと。

 

コメント
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