
副題が「寝台客車の冷房を探る」で仕事の興味半分と言うところですが、空調装置に興味を持ったのが小学生の頃の阪神電車の冷房化なので50年近く興味を持ってることになります。
略図を見ればマロネ41の冷房回路は調和器と凝縮器に分けられた方式です。 調和器は家庭用エアコンの室内機にあたり凝縮器は室外機にあたり、調和器が前後2台に対し凝縮器が1台になります。
マロネ41は屋根の高さからマロネ40と同系列のように見えますが、図面を見たらマロネ40はスハ42、つまりオハ35の戦後仕様のスハ42と同じ端面で、マロネ41は切妻なのでスハ43系列なので全く違う設計です。 父がスハ43を「最新型客車」「1等車のような3等車」と言ってましたが、マロネ41がその客車でしょう。 スハ42は実物が近くにあるので観察に行けます。
この書籍も高価でしたが、発電装置の資料など資料としては価値があります。