とら箱

後期高齢者で元気な父と暮らしてます。 自分も還暦を迎えました

年度末

2022-03-30 18:00:00 | 日記
「転勤族」の家に生まれればその運命は仕方なく、3月30日は引越の日となります。「色んな所に行けて良いですね。」と言われることもありますが。一番言われたくない言葉で、行ったところによりますが一例をあげれば政令指定都市やその周辺ならば色んなところから人が集まるので開放的ですが地方都市は排他的なとこが多く 後にその土地の地域性の細かい資料を見て納得したことがあります。 地方都市でも住みやすかったのが和歌山でした。とても開放的な土地柄でした。 こんな歌があるくらいですから。

 大学以外は入った学校と出た学校が違うし、同窓会とやらも出席する機会がありません。 和歌山から引越すときに寺尾聡の「HABANA EXPRESS]が発表され歌詞の中に

~ひとつのところにおちつける筈もないのさ
そいつが俺の運命~

とあり、社会に出てからも「そいつが俺の運命」と思うことがあります。 大学も働きながら出たので「ご学友」もなしむしろ社会に出てから付き合ってる友人が多く大学時代は学費と勉強時間の捻出にあけくれてました。サークルだコンパなんてそれどころではありません。 しかし死ぬときは事故でもない限り一人、と還暦を迎えて開き直ってます。

 来る人去る人の荷物を積んだトラックが行き交うのを見てると「知らない土地に行く人は不安だな」と思います。 転勤は旅行ではないんです、ですから「色んな所に行けて良いですね。」という言葉は禁句なんです。 自分も高校で転校して化学が履修できず物理と生物で受験しました。 自分の受験の時期は難関と言われた私立理系は物理と化学が必修でしたので受験校も制限がありました。

 そんなことを思いながら、新天地に向かう人の後ろ姿を見て「頑張ってください」と心の中で思いました。
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