楽しく美味しい旅行であった。
一日目は実にサプライズなプレゼントをいただいた。
しかし、皆、役者である。
一日目はゆったりとした出発時間だし、まぁ、宿で夕飯
というわけで、大洗のアウトレットなどに寄ってから
御用達『カスミ』でおでんの具を購入したわけです。
その準備をしてくれる料理名人達には申し訳なかったけど
前の日が遅かった私は珍しく眠たかったので
宿についてから、50分後に再び買い物に行く事にして
お昼寝をしたわけです。16時50分に出発。
凄い事に、ベッドで横になると同時に熟睡モードに入った。
目覚ましは携帯電話のバイブモードである。
16時52分に『出発するよ』に起こされたわけで。
『カスミ』である、ご近所スーパーであるという感覚で
どうでも良いけど、とりあえず寒くない格好の私。
それにしても用意しているうちに既に皆はさっさと車に乗ってる。
オットリガタナで『すみません、目覚ましがならなくて・・』
バイブモードは下が柔らかいと意味を成さないものである。
山ちゃん『今日は飲めないでしょ、昨日、飲みすぎたから
今日はお茶にしましょう』
私『えっ、大丈夫ですよ、ちょっと寝不足なだけ』
山ちゃん『お茶ね、お茶』
私『じゃー一杯だけ飲ませてもらえれば体調悪いかわかるし・・・』
運転手山ちゃんは『あ~、混んでるなぁ、近道しよう』
私は(混んでいるけど、近道をするほどの事はないし)
山ちゃん『ちょっと行き過ぎちゃったなぁ、あ、卓だ、
ここでユータンさせてもらおう』って鮟鱇鍋で有名な卓に
車の頭を突っ込んだわけですよ。
で、・・・・・・・・・
店前の駐車場に車入る、止る、みんな降りる
私、唖然、ユータンするのに皆して降りる必要ないでしょ。
私も仕方なく降りる。店に皆入っていく
『なにやってるんですか、おでんでしょが今日は』
卓ご主人『いらっしゃい、待てましたよ』
私、『うん、へんだぞ』
(そうなのだ、卓は予約が必要な店、この迎えられ方)
みんな『びっくりした、今日は卓さんで鮟鱇鍋』
というわけで、書いてしまうと、割と臨場感が無くなっちゃうけど
サプライズな鮟鱇鍋だったわけですよ。
用意周到というか、私以外はみんなが知っている。
で、思い出すと逢った時からの会話の中には
いろいろな伏線が含まれていたわけで
良質の推理小説を実感させていただいたわけです。
お土産は宿のご家族に買っていくのに、
どういうわけか、山ちゃんも買ってる、空ママも買ってる
なんで、二つ買っているのだろう?
(種明かしはひとつは卓さんに持っていったわけです)
で、今日は飲まないでしょの会話だとか。
二度の買出しに行く事などいままではなかったわけで。
サプライズするは美味い御馳走にありつくは
伏線たっぷりの良質な推理小説みたくて
とてもとても素敵な日であったわけです。
写真は最高の鮟鱇鍋の雑炊である。