ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

ヤンキーはジャージ

2008-11-25 21:15:53 | 日記・エッセイ・コラム

旅行二日目はドライブによる紅葉など観て、温泉に入った。
目指すは竜神大吊橋、歩行者専用の本州で一番長い吊橋である。
橋の上から見る景色は四季折々のパノラマがみられるそうだ。
って初めは行く気で意気揚々と出発したが
凄ぇ道路が混んでいるわけでございます。あと、5キロになってから
はっきり言って歩いた方が早かったわけで、
momoさんが勇敢にも、先行部隊(ひとりだけど)として
歩き始め、途中経過を臨場感溢れるニュースを携帯に入れてくれた
わけである。5キロ全て車が埋まっております。
そして、一本道である。ずーっとそういうわけで
歩くより遅いドライブをしたわけである。
ついには、竜神大吊橋行きをあきらめ、竜つながりという事で
『竜っちゃん乃湯』大人800円の温泉に進路を変えたわけである。
何故か茨城県の温泉は狭いというジンクスは破られずにいる。
多分、都内にある銭湯の方が湯船が大きい。
まぁ、ドライブ疲れで休めた次第だ。
帰りは地平線360度高い建物が無い、自然を感じたわけである。
そうだ、確か、グランドキャニオンからベガスに戻った時のような
パチンコ屋のイルミネーションがやたらと華やかに感じられる。
茨城はなかなかのメリハリの利いた場所である。
『パンチの利いたヤンキーは何故かジャージ姿で闊歩する』
『無理な割り込みをする奴はウンコがしたくて気がせいている』
などなど、他愛無い会話のドライブはこうして終了したわけだ。
前日から煮込んだおでんは驚くくらいの量があったのに
驚くくらい、キレイに食べ終わった。
カンボジアの長淵剛の絵800万をズバリ言い当てたのは私だ。
などなど、旅行二日目はまったりとゆったりと過ぎていったとさ。
 
今日読み終わった本は津原泰水『ルピナス探偵団の憂愁』。
前作に比べて登場人物もスッカリ馴染んだのでスムーズに
読み終わってしまった。このシリーズはこれで終るような気がする。
主人公のひとりは死んじゃうわけで。なんか寂しいのだ。
死んじゃうのはネタばらしではありませんから。

ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ) ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2007-12


サプライズがうまい

2008-11-24 21:04:12 | 日記・エッセイ・コラム

楽しく美味しい旅行であった。
一日目は実にサプライズなプレゼントをいただいた。
しかし、皆、役者である。
一日目はゆったりとした出発時間だし、まぁ、宿で夕飯
というわけで、大洗のアウトレットなどに寄ってから
御用達『カスミ』でおでんの具を購入したわけです。
その準備をしてくれる料理名人達には申し訳なかったけど
前の日が遅かった私は珍しく眠たかったので
宿についてから、50分後に再び買い物に行く事にして
お昼寝をしたわけです。16時50分に出発。
凄い事に、ベッドで横になると同時に熟睡モードに入った。
目覚ましは携帯電話のバイブモードである。
16時52分に『出発するよ』に起こされたわけで。
『カスミ』である、ご近所スーパーであるという感覚で
どうでも良いけど、とりあえず寒くない格好の私。
それにしても用意しているうちに既に皆はさっさと車に乗ってる。
オットリガタナで『すみません、目覚ましがならなくて・・』
バイブモードは下が柔らかいと意味を成さないものである。
山ちゃん『今日は飲めないでしょ、昨日、飲みすぎたから
今日はお茶にしましょう』
私『えっ、大丈夫ですよ、ちょっと寝不足なだけ』
山ちゃん『お茶ね、お茶』
私『じゃー一杯だけ飲ませてもらえれば体調悪いかわかるし・・・』
運転手山ちゃんは『あ~、混んでるなぁ、近道しよう』
私は(混んでいるけど、近道をするほどの事はないし)
山ちゃん『ちょっと行き過ぎちゃったなぁ、あ、卓だ、
ここでユータンさせてもらおう』って鮟鱇鍋で有名な卓に
車の頭を突っ込んだわけですよ。
で、・・・・・・・・・
店前の駐車場に車入る、止る、みんな降りる
私、唖然、ユータンするのに皆して降りる必要ないでしょ。
私も仕方なく降りる。店に皆入っていく
『なにやってるんですか、おでんでしょが今日は』
卓ご主人『いらっしゃい、待てましたよ』
私、『うん、へんだぞ』
(そうなのだ、卓は予約が必要な店、この迎えられ方)
みんな『びっくりした、今日は卓さんで鮟鱇鍋』
というわけで、書いてしまうと、割と臨場感が無くなっちゃうけど
サプライズな鮟鱇鍋だったわけですよ。
用意周到というか、私以外はみんなが知っている。
で、思い出すと逢った時からの会話の中には
いろいろな伏線が含まれていたわけで
良質の推理小説を実感させていただいたわけです。
お土産は宿のご家族に買っていくのに、
どういうわけか、山ちゃんも買ってる、空ママも買ってる
なんで、二つ買っているのだろう?
(種明かしはひとつは卓さんに持っていったわけです)
で、今日は飲まないでしょの会話だとか。
二度の買出しに行く事などいままではなかったわけで。
サプライズするは美味い御馳走にありつくは
伏線たっぷりの良質な推理小説みたくて
とてもとても素敵な日であったわけです。

写真は最高の鮟鱇鍋の雑炊である。

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