ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

アベノマスク その2

2020年05月02日 | 日記(?)
前回、アベノマスクの受取拒否について書いたが、既に受け取ってしまった。
と言っても我々夫婦ではなく、小学校に通う孫2人の話だ。
長引く休校措置の中、4月30日に臨時登校があり、その時もらってきた。
その前日のこと。

どうやら、明日の登校日にマスクは配られるらしいと聞いて、夕食時にその話題になった。
私が、この政策をほとんどぼろくそに貶していることを、孫は聞いていたようで、
下のが、「僕は要らないから先生に返す」と言うと、
兄の方が「先生に返しても、先生が困るとバイ」と至極まっとうな意見を述べた。
彼ら二人の話を聞いて、迂闊にめったなことは言えないと反省したものである。

ところで、先日ネットで以下のような記事を見た。
聖路加大の大西一成准教授(公衆衛生学)はアベノマスクの漏れ率(マスクの内側に粒子が入り込む率)を計測した。
5回とも100%の漏れ率。つまり、外に浮遊している粒子が全て内側に入ってしまう。
ということは、逆に言えば、内にいるウィルスも全て外に漏れるってことじゃないのって思うのだが、はて?
つまり、実験上、このマスクは感染を防ぐという目的には、全くの役立たずということになる。

本人だけが装着して、他の閣僚が誰も同じマスクをしていないのを見れば、自明のことではある。
国会の質疑で、466億円もの予算を無駄に使わずに、医療支援に回したらどうかという意見に、
色をなして反論する様や、決して自説を譲らない頑なな態度を見ていると、
「ああ、この人は相当甘やかされて育ったんだなぁ」と感じてしまう。

この人の操縦は、コツを掴めば結構容易いのだろう。
今周りにいる奸臣が、べんちゃらを言ってはすり寄り、思うがままに操ろうとしている図が見える。
陰に隠れて、一国の首相を貶めるような政策や助言をする奸臣共。
陰に隠れていないで、「でてこいやー!」
というか、こんな連中を誰も切れんのか~い。

政界というところは、嫌われても構わんから、この難局を何とかしようという気骨のあるやつはいないのか。
ま、いないわな。
どっちをとっても給料の2割削減でお茶を濁すような連中だから、
生活苦や、疲弊した医療従事者に思いを馳せるような、想像力は持ち合わせてはおらんだろう。

このコロナ禍は人類にとって多大なる厄災であるが、唯一収穫があったとすれば、
人の本質が見えるようになったことである。
アベノマスクのご本人や、政府関係者に国会議員、厚労省、財務省などの省庁や官僚、
都道府県の知事、市町村長の長、そして民間人。
今回のコロナ禍はそれに対応する過程で、人間性までも炙り出しているように思える。

どれだけ想像力を働かせて、国民・住民に思いを馳せているのか、それとも全く思いやっていないのか。
私なりの結論です。頑張っている一番手は同じ民間人の方々です。
そして地方自治体の首長のみなさん、頭が下がります。
最後に国を動かしている方々、もう後手後手の、行き当たりばったりの対応は終りにしましょう。
「先手必勝」という素晴らしい4字熟語があるじゃないですか、日本には。

コクミンの皆さん!今の状況で、国の宰相や自治体の首長、国会議員に地方自治体の議員がどういう動きをして、
どれくらい国民や住民を思いやっているのか、よ~~~く見ておきましょう。
今度彼らを選ぶ機会には、我々が、今の彼らの態度を決して忘れていないということを思い知らせてやりましょう。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 名も知らぬ駅に来ませんか 16 | トップ | ア○○ノマスク その3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記(?)」カテゴリの最新記事