masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

珍姫の井戸

2010年11月05日 | 本・映画
珍妃の井戸 (講談社文庫)
浅田 次郎
講談社

誰が珍姫を殺したか
多分、そんなことはどうでも良いことなんでしょう・・・


P315より転載

他人を思いやる仁の心を、彼らは持ち合わせなかったのです。

だから彼らは、耶蘇を信じ、耶蘇の言葉を借りて、平和な暮らしを保とうとした。
隣人を愛し、敵をも愛せよと悟した耶蘇の教えは、貧しい彼らの、良心であったにちがいありません。
人間としてそうせねばならぬとわかってはいても、日々の暮らしのために裏切り続けねばならない彼らの良心。だから彼らは、すべての悪行について、その良心の呵責から免れるために、愛、愛、愛、と呟き続けねばならなかった。

この国には、もともとそんな言葉はありません。孔子さまも、改まって愛などとは仰せられなかった。

なぜなら、当たり前にすぎるから。

私たちは生まれついたときから、人間は愛し合うものだと知っています。
当たり前すぎて、考えたこともないぐらいに。


空中庭園

2010年11月03日 | 本・映画
空中庭園 (文春文庫)
角田 光代
文藝春秋

完璧な人間なんていない。
みんな何がしかの“寂しさ”を抱えて生きてる。

でもね
完璧じゃ無い、っていうのが分かったら
わお!人間って、人生って、この世の中って、完璧じゃん!?
とも思えた(笑)

空中庭園 通常版 [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

2005年に小泉今日子主演で映画化されてたんですね~☆
ダンナさん役が板尾さん!・・これは見てみなければ(笑)
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=5025


やわらかな季節のなかで

2010年10月04日 | 本・映画
やわらかな季節のなかで―笹倉鉄平詩画集
笹倉 鉄平
求龍堂

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やわらかタッチの絵と、一言メッセージみたいな詩?の本

ぼんやり眺めるのが心地良いかも






(写真ではわかり辛いかな?)


「ここにグローバルスタンダードは必要か?」




ほんとにね

グローバルスタンダードって

なんかしんどいよね

墨攻

2010年09月12日 | 本・映画
墨攻 [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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TUTAYA DISCASの定額レンタル4会員の私は、月に4枚のレンタルが可能。
会費は月980円だから、1枚245円で観られる計算です。

昨夜、墨攻を観た。やっとこさ。
多分5月か6月に届いていた分だよ。

はっはっはあ~っ(笑いの後の溜息)
高いレンタル料だぁ~(T^T)

だって、時間が無いんだもんo(TヘTo) クゥ

ふん。
気を取り直して、っと。

兼愛、非攻の思想も、戦場では絵に描いた餅なのか・・・

人間の嫉妬心とは憐れなものナリね・・・

農民の
「国よりも、自分の家族と田畑の方が心配(大事)なんだ」っていう言葉。

正解かも?

国があって、その下に国民が居るんじゃ無い。
人々が幸せに暮らしている、その先に国がある。

そう考えると戦争の必要性なんて、全く無いよね。


それにしても、昔の処刑って何であんなに残酷なんだろ?
あーヤダヤダ!
ああいう場面を見ると身体の周りに何かくっついくる感覚がするんだよね。

祓っとこ~っと。
ブルブルン((((ヽ(`0´)ノ))))バーリアッ!


生命の息吹-葦牙(あしかび)

2010年04月16日 | 本・映画
映画の紹介です。

生命の息吹-葦牙(あしかび)

葦牙とは…葦の若芽。水辺の葦が芽吹き、水面にその尖った新芽が点々と顔を出す。水面から出たその尖った新芽を牙や角、錐に見立てたもの。葦の牙、葦の角、葦の錐ともいう。水温む春を表す季語。

 この映画は、親に虐待された子ども達の心の軌跡と、それを見守り、育み、心の回復に真剣に立ち会おうとする人々の記録です。


機会があれば観てみたいです。

医療崩壊

2010年04月12日 | 本・映画
OECD加盟国で最下位レベル!?なぜ日本は深刻な“医師不足”なのか――岩手医科大学 小川彰学長に聞く(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース



医療崩壊の真犯人 (PHP新書)
村上 正泰
PHP研究所

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ー本文よりー

医師不足は1980年以降推進された医師数抑制政策によるもの。
そこに出てくる言葉は「行政改革」であったり「財政構造改革」である。
国民の安心や安全を確保するための医療をいかなるかたちで整備するかというよりも、どのようにして財政再建を進めるかという視点ばかりが優先されてきたのだ。
こうした姿勢を極限まで推し進めていったのが小泉内閣であるが、
じつは80年代からの一貫した流れであることには注意しておく必要があろう。

患者側のモラルの低下
救急搬送された約50%が軽症
安易な救急車の利用によりただでさえ限界状態にある医療現場はさらに追い込まれ、真に必要な救急医療の妨げとなっている。

増幅される医療不信の悪循環
医療行為の結果は正確に予測する事はできない。

人間はいつか必ず死ぬということ、医療が不確実であることは、本来社会の共通認識であるはずだが、現実にはほとんどのメディアが不確実性を受け入れようとせず、一方的に患者と医師の対立を煽ってきた。

完全に医療者側の不注意で、本来なら起こるはずのない事故もあるが、医療は常に不完全技術であり、完璧でなくてもやらないといけない。
いつも改善すべき点が存在する。改善するための努力をいつもしているのです。
医療現場では死や傷害が日常的に起こっています。
悪い結果になったからといって、医療に対して業務上過失致死傷害を適用すると、医療にそもそも内在するこうした性質ゆえに、極めて広い範囲まで犯罪とすることが可能です。

医療が本来的に抱える不確実さが理解されず、今のような状況が続けば医療者側は少しでもリスクがあれば何も出来なくなる。
完全な萎縮医療になってしまうだろう。
それは医療を受ける患者にとっても決して好ましい事ではない。

医療者と患者のどちらが悪い、という話ではなく、双方が信頼感を高めていける方向に進んでいかなければ。

・・・・・

著者は元財務官僚・・・
この人も「やってられるか~」で辞めたのかな?

でもこういう人にこそ、医療制度を“決める側”に居て欲しいと思うんだけど。



家紋

2010年03月30日 | 本・映画
そういえば、実家の家紋って何だろ?
結婚(最初の)したときに聞いたけど忘れちゃった(^^;
まあ、どうせ明治になってから苗字をもらったクチだと思うからあんまり関係ないか (*゜ー゜)>テヘヘッ


あなたのルーツが分かる/日本人と家紋 (学びやぶっく)
楠戸 義昭
明治書院

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64Pより

藤原氏の紋は“舶来花”の牡丹

藤原氏の支流が藤紋なのに対し、本流の近衛、九条、鷹司は牡丹を家紋とした。
牡丹は関白家のシンボルとして権威ある紋章であった。
この牡丹紋は平清盛の女婿、藤原基通の子の実家が、牡丹を牛車の飾りにしたことから、藤原氏が家紋にするようになったというのが通説である。

しかし、基通は源頼朝から嫌われ、叔父兼実が関白になった。
この両者はその住んでいた京都の地名により、基通の流れを近衛家、兼実の流れを九条家と呼ぶ。
だが、この九条家も牡丹を家紋にしていることは、源平時代以前から、牡丹はすでに藤原氏にとって意味のある花だったことを意味している。

ここで注目されるのは、「和漢三才図会」(江戸時代中期の図説百科事典)が牡丹を「本朝において聖武帝の時に盛んにこれを賞した」と述べ、また「大和本草」(江戸時代中期の薬物についての解説書)が「中国では花王と称し、花の富貴なる者とす。中国洛陽の牡丹を名産とす。日本の上代ではいまだ牡丹なかりし」と記していることだ。

唐代、則天武后はこの花を愛し、上苑に牡丹を移植させたとする。

この花王、牡丹は中国から日本にもたらされたものであり、「あおによし奈良の都は咲く花の・・・」とうたわれた藤原全盛期の聖武天皇の都、平城京の春を豪華に彩った。

則天武后を理想の人としていた、聖武天皇の后、光明皇后もまた、この花王を手にしたであろう。
天皇家にあってもなお、光明皇后は“わが藤原家は善行を積む家である”として「積善藤家」の朱印を使い、自らを「籐三娘(とうさんじょう)」と署名、藤原家の三女に生まれたことを終生、誇りにした。

この藤原鎌足の孫娘が皇后になったことにより、藤原氏の基礎は盤石なものとなり、光明皇后が牡丹を愛したことが、藤原氏と牡丹を一層強く結びつけたものと思われる。

しかしこの牡丹が家紋となるのは、ただ美しいだけでなく、その根は消炎、浄血、鎮痛剤の漢方薬となり、また牡丹は仏教の胎臓界曼荼羅の象徴であって、子孫繁栄の願いが込められていたからである。



因みに、菊花を最も愛したのが天皇家で、その中でも後鳥羽上皇は菊帝と呼ばれた。
承久の変に敗れて流された隠岐で不遇の死を遂げたあと、半世紀後、後深草、亀山、後宇多の三天皇によって、後鳥羽上皇が愛した菊は天皇紋となった、とある。

又、家紋の生みの親は源頼朝らしいです。

他にも、魚が家紋に無いとか、トリビア情報満載です。

自称「万世一系」

2010年03月15日 | 本・映画
天皇の国・の国―両極のタブー (河出文庫)
沖浦 和光
河出書房新社

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真ん中の4冊は図書館から借りている本
向かって左側が今年買った本の一部
右側がご近所さんが「読んだからあげる」と言って、持ってきてくれた本の一部

家には去年買ったものの読めずに持ち越している本もあるのに、ついつい買ってしまうし、借りてしまう。
現在の唯一の趣味だから、まっイイか(^^;

返却日があるから図書館の本を先に読んでしまわなきゃいけないんだけど・・・
今はまっているのが沖浦和光さん。

特にこの「天皇の国・の国―両極のタブー 」は、何故か「今読まなきゃ!」と思う。

無意識はいつも君に語りかける

2010年03月15日 | 本・映画
無意識はいつも君に語りかける (マガジンハウス文庫)
須藤 元気
マガジンハウス

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今日スーパーに買い物に行ったとき、時間節約のためにこうちゃんと別行動を取って、本屋さんで待ち合わせをした。

いつもは立ち読みなんだけど、この本、買いました(^^)v

須藤元気さんって元格闘家だそうです。
テレビを見ない生活だったので現役時代のことは知らなくて、
「風の谷のあの人と結婚する方法」という本を出版されたときの新聞広告を見たときに著者の顔写真と経歴が載っていて、「へーっ、この人って格闘家だったんや~?」と意外に思ったことがあります。

何故意外に思ったのかっていうと、体格もそんな大きくないし・・・
っていうか、黒ぶちメガネとおでこが賢そうだったので(^^)
あ、決して格闘家が賢くないって言ってるわけじゃ無いですよ(汗)

本屋さんで中身を見ずに衝動買いをしたのですが、買って正解でした(^^)v
この本は、そういう本でした。

そして、前書きに書いてある
「そう、いつだって無意識はあなたに語りかけている。」っていうのを読んだとき
・・・・・・・・

それから、

花びらが回転するのも「楽しいな♪」と思いました(*^-^*)


アララトの聖母

2010年03月08日 | 本・映画
アルメニア虐殺の決議案可決=トルコは大使召還-米下院委(時事通信) - goo ニュース
2010年3月5日(金)12:03

【ワシントン時事】米下院外交委員会は4日、第1次世界大戦中のオスマントルコ帝国によるアルメニア人虐殺をジェノサイド(集団殺害)と認定する決議案を賛成23、反対22の1票差で可決した。トルコ政府はこれに強く反発、駐米大使を本国に召還した。

・・・・・

このニュースを知った日にTUTAYA DISCASから届いた2枚のDVDの内の1枚。
タイミングに驚いた(^^;

アララトの聖母 [DVD]

アートポート

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以前、娘が大学の図書館でVHSを借りてきて、私にも観るように勧めてくれたのだけど当時は時間が取れなくて観ることが出来なかった映画です。

2002年カナダ・アカデミー賞主要5部門受賞作品。
あらすじはこちら↓
アララトの聖母(2002) - goo 映画


登場人物の相関図を理解するのに神経がいってしまったのと、劇中劇の手法が使われていたことで、虐殺に対して起きるハズの感情が緩和され、残虐なシーンでも淡々と観賞出来ました。
(逆に言えば、感情移入出来ずに盛り上がりに欠けたかな)




チェンジリング

2010年03月02日 | 本・映画
チェンジリング [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル

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1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。

老境の域に達してなお、自身の最高傑作を塗り替えている感さえあるクリント・イーストウッド監督の“硫黄島”二部作に続く本作は、誘拐された息子の生還を祈る母親の闘いを描くサスペンスドラマ。平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かい、真実を求めて闘い続ける姿を寡黙なタッチで描き出している。ヒロインを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー。華麗なアクションを披露したかと思えば重厚なドラマに出演と、多彩なキャリアを誇る彼女の集大成とも思える熱演ぶりに注目だ。また、綿密に時代考証されたセット、脇役の俳優一人ひとりまで行き届いたイーストウッド流の演出を体感できる一本といえよう。
チェンジリング - goo 映画より転載


「無銭飲食した親父は誰なのさ?」とか、
「ニセモノ坊やに現れた“本当”の母親は本当に本当の母親なのかい?」とかつっこみたい所もありますが(^^:

「取引」に応じない、母は強し?
私なら取りあえずサインして、精神病院を出てから「実は!」と訴えるかなと思うけど、そんな人間はハナから相手にしてもらえないんだろうな(溜息)
それに「契約(サイン)」に対しての意識の違いもあるんだろうな。

「はっきりとした希望が見えた」ってクリスティンは言ったけど
何だか哀しいストーリーだったな。(映画は良かったよ)


そして今、録画していた2/24放送のNHK 歴史秘話ヒストリア「たった一人のあなたへ~」蟹工船を書いた小林多喜二についての番組を観たのですが・・・

今から80年前の権力者(国家、警察)の何と恐ろしいこと!!
人権なんてありゃしない。

映画(チェンジリング)では、強制的に入れられた精神病院での扱い。
日本では特高警察による拷問。
多喜二が逮捕されて死亡してから返された遺体の写真・・・

怖いよ・・・


人間って、どんなに残虐なことでも、与えられた“役”を演じてしまうものなのかな・・・

けど、こんなふうに誰かが闘ってきたおかげでだんだん世の中が良くなってきたんだよね

今も冤罪と闘っている人が居る
今も差別と闘っている人が居る

どの“役”をどう演じるかは自由な筈だから、
意識して、毎日を生きなくては。
嫌だと思う役は演じないようにしなくちゃね。






マイ・フェアレディ

2010年02月20日 | 本・映画
マイ・フェア・レディ 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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「英国が階級社会だという視点で鑑賞してみて」
と、尊敬する友人に薦められてDVDを観ました。
これから色々教えて頂く予定です。

・・・・・

オードリー・ヘップバーン演じるイライザは、粗野な花売り娘から優雅な淑女へと変身しました。

わたし・・・粗野になっちゃいました(><)

もちろん優雅な淑女では無かったですが、一応、ですます調の言葉遣いをしておりました。

それがこの5年・・・
何だかんだで気がつけば、言葉遣いの粗い女になってしまっていました。。。

只今少し反省中です。



想像も出来ないような惨事

2010年02月16日 | 本・映画
生き残る判断 生き残れない行動
アマンダ・リプリー
光文社

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昔テレビで見たんだけど、アメリカだったかな?高層ビルから落下した男性が奇跡的に助かった、という話。

男性は、落下していく途中で地上に円形のプール“水”があるのが見えた瞬間、「助かった!」って思ったんだって。

でも実際はそのプールは水深30㎝程の子供が庭で遊ぶときに使うビニールプールのようなものだった。

だから普通に考えれば地面に激突するのと何ら変わらない筈。
なのに、その男性は奇跡的に(心で思った通りに!)助かった。

この話は、紹介した本の内容とは関係無いかも知れないけど、でもこういう生死を分ける時には、何かこう目に見えない力が働いていると思う。


私が昔こうちゃんのフェアレディZを運転していて、Zが全損になる程の事故に遭い、クルクルと何回転かして2m程下の田んぼにひっくり返ったような状態で落ちたことがあるんだけど(^^;
その回転してる時、もの凄いスローモーションで・・・
私が心の中でつぶやいた事は(実際はどんな顔をしてたか分からないけど)心の中ではニタニタと笑いながら
うっわっ!いつまでクルクル回ってんねやろ(笑)でも何か楽しい♪
・・・まだ回ってる(汗)
ええっ?!でもこれ、もしかしたら私死ぬかも知れないなぁ。。。でも可笑しい(笑)

で、やっと止まったと思ったら、車が斜めに宙吊りになってるような感じで、運転席側のドアは下になって地面に着いていたから、取りあえず助手席側の窓から這い出した(汗)

割れた窓ガラスで切ったのか、あちこちからピッピッとちょびっとだけ血が出ていたけど、他は全然大丈夫だったのです(^^)v
死ぬかも?と思ったけど死ななかった。

これも、「私って不死身かも?!」と思える経験なのです(^^)v

でも、運転していた車がZでは無く自分の軽自動車だったらペシャンコになって危なかったかも?!

ドルジ

2010年02月12日 | 本・映画
元々「朝青龍って誰?」くらいのお相撲音痴、っていうか家に帰るのが午後9時半でそれからまだ少し家事をする私にはテレビを見る時間が中々取れないので、お相撲に限らず野球やサッカー等のスポーツも、話題のドラマも、流行の音楽も、全て“音痴”なのだ(^^;



朝青龍についてもスポーツ新聞の一面に載った時だけ、ちらっと見たくらいの記憶しかない。
だから、どちらかと言えば否定的な見方をしていた。

今回の騒動で、朝青龍に興味を持ったので

ドルジ 横綱・朝青龍の素顔 (講談社文庫)
武田 葉月
講談社

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この本を読んでみた(^^)


素直で、シンプルで、お茶目で、家族思いで、人を喜ばせるのが好きで、何より負けん気が強い!っていうのが分かった。

モンゴル相撲の出で立ちの写真が載っていて、松井(ゴジラ)さんに似ていると思った。
素晴らしい体格で格好良かった。


日本の相撲は神事と云われているけど、モンゴル相撲は格闘技なんだよね?
モンゴル相撲の格好って何で袖だけなのか不思議


そんなことより、
私はこの本で知った朝赤龍(ダシ)の方が好きになっちゃった(笑)

ドルジひとりでは寂しいだろう、と明徳義塾高校校長がその場に居た中で一番性格が良さそうだという理由で(セレクションの成績は3位)一緒に日本に来る事になったダシ。

日常の挨拶以外でダシが最初に覚えた言葉は「いつもいつも・・・」
要領の良いドルジにいつも面倒なことを押し付けられていたので(苦笑)

勉学も頑張ったから、最後まで大学進学か相撲部屋入門かを迷ったダシ。

wikiによると、「温和な性格で多くの人に好かれているが、同部屋の朝青龍の存在感があまりにも強烈な為、イマイチ目立たない。」とある(^v^)

朝青龍の引退についての朝赤龍のコメントはこちら
『一緒に来日し明徳義塾高でも切磋琢磨(せっさたくま)してきただけに「11歳で知り合って兄弟以上の関係。寂しいって言うより胸の中から何か取られたよう。今も信じられない」としんみり。前日は本人からの電話で引退を知り、急いで国技館へ駆け付けたが、引退会見には間に合わなかったという。「凄い男。素晴らしい男。一緒にいると運をもらえた。一生付き合っていく」と固い友情を口にした。』

私、今後の朝赤龍に期待します!


おまけ
朝青龍命名の由来(p121より)

吉田は考えた。モンゴル出身のドルジには、モンゴル仏教の教祖ダライ・ラマと関係する四股名がいいのではないか?やはり神仏と関連させたいなぁ、と。
それに大関「朝潮」の若松部屋の力士なのだから、先輩関取の朝の若のように、四股名の頭には「朝」の字を入れ込んだほうが無難やろな・・・。
四股名命名を託された翌朝、そんなことを考えながら、吉田は学校へ向かうために、自宅のある土佐市から宇佐大橋を渡り、黒潮スカイラインを須崎方面に車を走らせていた。いつもの慣れた通勤路だ。竜地区の海岸沿いの道をしばらく走ると、右手に「青龍寺0.7キロ」の道路標識が見える。
青龍寺は、弘法大師(空海)が、唐に留学して真言宗を学んだ時、長安・青龍寺の恵果和尚から、多くのことを学び、その恩恵に報いるために建立した寺だった。


読んであげてほしくてね

2010年02月02日 | 本・映画
たっちゃん グーッ!!
塚本 洋子
文芸社

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「読んであげてほしくてね・・・」

そう言ってお客様から手渡された本です。

この本を書かれた“たっちゃん”のお母さんとは同級生(幼馴染?)だとかで、ご自分のポケットマネーで500冊購入されたそうです。

図書館や学校に寄付しようとしたのだけど、図書館は会議に掛けて承認を得られないと受け取れないと言われたとおっしゃっていた。

学校へは5冊単位で寄付したけど余っている分をこうやって友人知人に配っているのだそう。



やっぱり読んでいたら涙が出てくるけど、思わず「ぷっ」と噴出してしまうようなエピソードがあったりして、わりかし爽やかな読後感でした。


不幸とか困難のように思われる出来事でも、それを乗り越えよう、受け入れようとしながら葛藤する日々の中にこそ、「キラッ」とか「ピリッ」とした光や希望といった幸せを感じる事が出来るのかも