経済産業省は2年前からアメリカ政府と水面下で交渉し、輸出が解禁された場合には日本にも原油を供給するよう働きかけてきました。
関係者によりますと、こうした交渉もあって、石油元売り大手の「コスモ石油」がこのほど日本で第1号となるアメリカ産原油の調達を行うことになりました。具体的には、コスモ石油がアメリカ国内で石油事業を行っている会社と売買契約を結び、30万バレルを購入して、来月下旬に南部テキサス州ヒューストンから日本に向けてタンカーで輸出される計画です。
経済産業省は、今後もアメリカからの原油の輸入をさらに拡大させたい方針です。原油の8割を中東諸国に依存してきた日本にとっては、政治経済的につながりが深いアメリカが調達先に加わることで、エネルギーの安定供給や価格交渉力の強化につながることが期待されます。
5月10日 追記
43年ぶり アメリカ産原油 日本へ
43年ぶりにアメリカ産原油が日本に到着すると伝えた。日本からすると原油調達先が分散できるメリットがあると伝えた。アメリカはシェールオイルの技術改革で原油生産量が増えていると伝えた。ただ原油価格が下落してシェールオイル企業の倒産も多いと伝えた。アメリカではシェール企業の再編が進んで長期戦にも備えていると伝えた。ジョー・バートン下院議員はロシアやOPECの一部のメンバーに自由市場で対抗すると語った。日本の消費者にはメリットがあると伝えた。
2016年5月9日放送 22:24 - 22:30 テレビ朝日 報道ステーション (ニュース)