6月8日ぜんせきより
原油上昇 なぜ卸下げ?
変調の影に“サウジ調整金”
6月9日燃料油脂新聞より
仕切り業転格差改善求める声あがる
>われわれが安心して商売を続けられる商環境を整えてほしい
>最近の元売仕切りと業転価格の格差についても「えげつないほどの差が生じている」
6月10日燃料油脂新聞より
「社説」8月コスト上昇への準備を
>「原油は下がっているのに仕切りは大幅な引き上げ」となる可能性もある。
福岡県朝倉市場 価格競争で陥没地区に
鹿児島県出水市 ガソリン価格浮上進まず 安値の存在がブレーキ
SS建設「勇気が必要」
マージン確保で意欲旺盛も需要減響き思い切れず
6月11日燃料油脂新聞より
6/10 週間コスト3円強上昇
6/11 元売仕切り2週ぶり上昇 JXTG・出光昭和シェル 全油種4円 値上げ
石油情報センター公表のSS店頭全国ガソリン市況は前週比リットル30銭上昇し128円70銭
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原油コストの上下だけで卸値が決まるわけでもない。
そして
卸値の上下で市況が決まるわけでもない。
市況を決めるのは誰ですか?
鳥取倉吉市場 セルフ、フル価格差11円 「もう少し利幅が必要」
>昨年3月29日に県外業者がセルフを新規出店して以降、10円以上の価格差が常態化している。
本当の意味での供給責任を理解している地場フルだけの商圏なら、度が過ぎるほど馬鹿な価格競争なんてしないと思います。
昭和の終わりのニュータウン開発によって続々と県外大手業者が新規出店してきた当市では、そうした過当競争がセルフ解禁前から始まりました。
しかし、既存のガソリンスタンドが次々と姿を消して地場フルは4軒だけになった現在、価格競争は終わりました。
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>非常識な安売りで同業者を排除し、自社だけ生き残りを図る。
>その先、競争相手がなくなったら値上げに転じるのか。
30年掛けてそれを成し遂げたのが当市のセルフです。
今やセルフは安値店ではなく、「リッター30円以上の計量機使用料を支払って自分で給油する給油施設」
2020年05月18日 過去最高のリッターマージンです。より一部抜粋
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>われわれが安心して商売を続けられる商環境を整えてほしい
>最近の元売仕切りと業転価格の格差についても「えげつないほどの差が生じている」
えげつないほどの差が生じている
当店が近隣他店より13円高く売ってもリッターマージンは5円しか無かった頃のような差です。
しかし、
現在は近隣他店との価格差は数円に縮小、リッターマージンは二桁あります。
(仕切り上げが続いているのに市況は動かずなので、全量正規仕入の当店のマージンは圧縮されています)
そしてまた、今日現在の当市の住民拠点SSは広域大手業者のセルフが1軒のみです。
住民拠点サービスステーション等 一覧
https://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel/distribution/juminkyotenss/#ss28
10分の10補助のこの事業、今年で最後の全額補助の事業に、当店を含めて地場フルの登録はありません。
(※あくまで今日現在ですが、)
これが意味するところを考えてみてください。
JXTG5月末系列SS数
前月比27ヵ所減少の1万2722ヵ所
セルフは1ヵ所増で4437ヵ所
特約店=SS建設「勇気が必要」
販売店=夢を見たらうなされることになる。
>安心して商売を続けられる商環境を整えてほしい。
それが出来るのは、国?政府?元売?
販売業者では無い事だけは確かです。
おまけ
ホームセンターでも、灯油価格差
6月12日追記(※コメント欄より転載)
(むらっち)2020-06-11 15:48:15
>今年で最後の全額補助の事業に、当店を含めて地場フルの登録はありません
平時は安いところで給油時地場店を利用しないくせに住民拠点SSとして非常時だけ助けてよ!と都合が良い時だけ利用されるのはおかしいですわ。
そりゃ登録する気も無くなりますよね。
(masumi)2020-06-11 18:13:28
はい。
「地域への供給は当然でしょうか?」を書いた2016年の私は100%そういう気持ちでした。
でも別居婚を解消して、この地で生活するようになって8年・・・
少し気持ちに変化が生じてきています。
老人会などの行事に参加するなど、交流が生まれたからかな?と思っているのですが・・
この地で生まれ育った主人のような気持には遠く及びませんが、やはり・・・何ていうのか・・・
たとえ店を利用してくれなくても地域の方々というのは大切な存在なのだと思います。
まぁまだ複雑な感情も確かにありますが..(汗)
それから気持ちの変化には、販売価格差の縮小とリッターマージンの回復も大きいです。+携行缶の法改正。
気持ちに余裕が生まれましたし、携行缶への小分け販売は「セルフが行わない以上、地場フル(当店)がやらなくては!」という一種の使命感みたいなものが生まれました(笑)
ただ主人の年齢が住民拠点SSに手を挙げることを阻みます。
業転との格差拡大もそうです。
系列3者店が営業を続けていくためには、まさに「安心して商売を続けられる商環境を整えてほしい」ではないでしょうか。
住民拠点SSは60代、いえ65歳なら8年間の縛りでも耐えられたと思いますが、今年73になる身ではどう考えても手を挙げることは出来ません。
そして、(ここが肝心なところですが)
もし主人に息子がいたとしても、
この業界の理不尽さや、それを知らないが故の消費者の態度を考えたとき、
後を継がせることには消極的にならざるを得ません。
他の地場フルの方が住民拠点SSとならない理由は定かではありませんが、恐らく同じような理由ではないでしょうか?