2023年10月16日
青森県十和田市奥瀬字十和田湖畔休屋
12時過ぎに伺った時は、一時閉店状態。近くにある食堂もすべてクローズ。ここら辺の飲食店にとってはいつものことらしいが、初めての私たちはランチができないのかと心配した。近くに有料駐車場があって、お昼時観光バスがここらへんで自由行動や団体客の受け入れをしているらしい。1時近くになるとその観光バスの団体客がさっと引き上げていくのでお店が再オープンする。といっても嵐の去った後なので残っているものは少ない。今年は特に十和田湖で獲れる天然ひめますが不漁。こちらのお店はひめますの親子丼で有名なお店だが、11月まではひめますの卵準備できず提供できないそう。そこで勧められたのが十和田湖で獲れるわかさぎの天ぷら。かりっと揚げられておいしかった。たれはテーブルに用意されていて好みでかける、わかさぎ天重1500円。バラ焼き定食1500円は十和田のB級グルメで以前青森屋で頂いた。こちら小鉢も山菜だったり自家製のわかさぎの佃煮だったり。汁ものもひめますのあらで取ったスープでしたよ。かろうじて提供できるのがひめますミニ押し寿司2貫600円ということで追加で2人前お願いした。ひめますの軽い押し寿司のようで脂ののりもほどほど、さっぱりとおいしかった。他店では養殖のにじます定食もあったけれど、十和田湖のひめますが食べられてラッキーでした。
2023年10月16日
宇樽部キャンプ場内
十和田湖の畔に山小屋風の小さい建物があり、その中が脱衣室と定員4人のサウナになっている。水風呂はなく、十和田湖が水風呂替わり。水際にはフィンランド製の木製の椅子が2客おいてあり、そこで休憩できる。ミニバスタオル、サウナハット、バスローブ、湖に入るときに履くサンダル、水分補給のための十和田サウナオリジナルの天然水が備え付けられている。予約時にオプションで白樺の葉を束ねたウイスクもお願いできる。ロウリュして出た蒸気をこれに含ませて体をたたきマッサージすると、とてもいい香りがする。水着に着替えてサウナに入ると、脱衣所の横にあるストーブの焚口からスタッフが薪をくべて温度を調節する。90℃近いサウナから水温17℃ほどの十和田湖に飛び込み、バスタオルで水分を拭いてバスローブを着て椅子に横たわると、湖面を渡る風で起きる波や小鳥のさえずり、風に吹かれる木葉の音の中で、いわゆる「ととのう」のとは違う、今まで経験したことがない解放感に包まれる。貸し切りでお値段は高いが、それ以上の価値がある時間だった。