probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

(新)ベストアルバムを語るわよ!(199)

2021-01-11 10:18:29 | その他のCD

・The Complete Tom Jones

今回は、1993年に出ていたらしい、
Tom Jonesのベスト盤
"The Complete Tom Jones"です。

キャリアが長くて、
この盤が出た当時でも、
すでに、デビューから
30年近くありましたから、
20曲入りとはいえ、
なかなか、completeとは
言えない感じもあって、
65年の"007"のテーマだった
"Thunderball"が入ってないのが、
残念かなと思います。

あと、日本でもヒットして、
『アド街』でもおなじみの、
"If I Only Knew"(恋はメキメキ)は、
このあとのリリースなので、
やはり、収録されておりません。

ただ、The Art Of Noiseにft.されて、
88年にヒットした"Kiss"も
しっかり入っていたりしますので、
80's洋楽ファン的には、
うれしい盤でもありますね。

というわけで、曲は、その"Kiss"です。



さて、ベスト盤を語ってまいりました、
このコーナー、次回が
200回目になりますが、
きりがいいところで、最終回と、
させていただこうかと思います。
誰のベスト盤になるかは、
まだ未定です。

※次回は、今週の気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1984~

2021-01-09 19:17:10 | 懐かし洋楽
今回は、1984年の今ごろ
チャートインしていた曲、
Barry Manilowの
"Read 'Em and Weep"です。
(Pop #18)



前の年の暮れにリリースされた
"Greatest Hits Vol. II"に収録された
新曲の中の1曲でしたね。
邦題は『涙のラストレター』。

(なんか、REOっぽいですが...。)

先日の、Fire Inc.の曲でも、
名前が出たばかりですが、
この曲も、Jim Steinman作、
プロデュースの楽曲でした。

ただ、Barryさんのために
書かれた曲ではなく、
Meat Loafが、81年にリリースした
アルバム"Dead Ringer"に
収録されていたのがオリジナルで、
Meat Loafバージョンも、当時、
シングルカットされていたようですが、
ヒットチャートなどには入らず、
このBarryさんのバージョンで、
広く知られることになった
ナンバーでありました。

Meat Loafバージョン


このころは、前年の、
Bonnie TylerのNo.1ヒット
"Total Eclipse of the Heart"から始まった
プロデューサー、Jim Steinmanの
絶頂期でありまして、
Barryさんに続いて、
Barbra Streisandも、アルバム
"Emotion"で、Jimの楽曲のカバー、
"Left In The Dark"を歌い、
シングルカットもしておりました。

1984年1月7日付けのビルボードHot100
です。

1位は、2曲目のデュエットとなった、
あのスーパースター2人の、あの名曲です。

<1984年1月7日、何があったか?>

1966年にノーベル物理学賞を受賞した、
フランスの物理学者、
アルフレッド・カストレル氏が
亡くなったのが、この日だったようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アルフレッド・カストレル
アルフレッド・カストレル(Wikipedia)

※次回は、ベスト盤を語る、第199回です。

"Dreamin'"

2021-01-08 10:39:20 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Dreamin'"です。
どちらも、80'sヒットです。

まずは、昨年、80才になられました、
Sirの称号を持つ、イギリスの
国民的スターである、この方の
"Dreamin'"です。



Cliff Richardさん、1980年のヒットですね。
同年リリースのアルバム”I'm No Hero"
からのカットで、Hot100では10位、
本国UKのチャートでは、8位まで
上昇するヒットだったようです。

本国UKでは、それこそ、50年代から、
数えきれないほどの、ヒット曲を
放ち続けておられるCliffさんですが、
意外に、USチャートに入った曲は、
それほど多くないんですね。

Top40入りした曲も、同じく80年の、
Oliviaとのデュエット"Suddenly"を
含めても、9曲しかないようですが、
ただ、このあたり、70年代後半から、
80年代前半にかけては、
USチャートでも好調で、そのうちの、
6曲のTop40ヒットを放ったのが、
その時期であります。

そして、もう1曲の"Dreamin'"は、
やはりこの曲。88年、Hot100で8位、
R&BではNo.1になりました、
こちらのナンバーです。



Vanessa Williamsの"Dreamin'"ですね。
同年リリースのデビューアルバム
"The Right Stuff"からのカットでした。

アルバムからは、タイトル曲が、
R&Bチャートで4位を記録する
好成績だったのですが、
Hot100では、44位が最高で、
もうひとつ、盛り上がりに欠けたものの、
この曲の大ヒットで、「元ミス・アメリカ」
という肩書きも必要のないくらいの、
人気シンガーの仲間入りをしましたね。

しかし、この曲が、
Vanessaのオリジナルではなくて、
86年に、ファミリーグループ、
Guinnがリリースしていた曲の
カバーであることを知ったのは、
けっこう、後のことでありましたが、
ホント、オリジナルのほうも、
ヒットはしなかったものの、最高であります。



※次回は、Time Machineです。

80's #161

2021-01-07 10:25:43 | 80年代のお気に入り曲200曲
80年代のお気に入り曲、200曲、
第161位は、Stephen Bishopの
1983年のTop40ヒット
"It Might Be You"です。



Dustin Hoffman主演で、
世界的なヒット作となりました映画
『トッツィー』の愛のテーマでしたね。

Hot100での最高位は、
25位だったようですが、
Adult Contemporaryのチャートでは、
みごと、No.1になっていたみたいです。

個人的には、映画『トッツィー』は、
映画館のない田舎町から上京物語して(笑)、
初めて、都会の映画館で、
ロードショーで観た作品でして、
いろいろと。思い出深いです。

思い切り、年齢がバレますが。(^^;

Stephen Bisihopは、カリフォルニア出身の
SSWで、77年の"On And On"の
ヒットなどで知られる、日本でも、
AORファンを中心に
人気が高い人でありますね。

ただ、この曲は、自作ではなくて、
『トッツィー』サントラのスコアを
手掛けていた、Dave Grusinが、
プロデュースした楽曲で、
曲を書いていたのも、そのDaveさんと、
数々の映画音楽に携わっていた、
Alan & Marilyn Bergmanご夫妻でありました。

映画のシーンを集めたバージョンも。↓



※次回は、同名異曲です。

The Artist : The First & The Final Hit (#20 Teddy Pendergrass)

2021-01-05 20:03:04 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
20人目は、今月13日になりますと、
没後10年になります、
Teddy Pendergrassです。

あと2ヶ月で、60才になるところ、
59才で亡くなってしまったんですね。

82年に事故に遭って、ずっと、
不自由な身体で活動していたのに、
最後にその命を奪ったのは、
ガンだったというのが、
切ない幕切れでありました。

さて、Teddyさん、もちろん、
初のチャートインは、
Harold Melvin & The Blue Notes
時代でありますが、この曲になるようです、
72年に、Hot100の、
58位まで上がっていたという、
"I Miss You"です。(R&Bは7位)



72年のヒットなら、まだ、21才か、
22才くらいということになりますが、
もう、シンガーとしては完成形ですね。
髪型も独特。(^^;

このあとのヒットが、80'sファンには、
Simply Redによるカバーが有名な
"If You Don't Know Me By Now"
になるようです。(Pop #3 R&B #1)

そして、ソロとして独立後は、
この曲が、初ヒットみたいですね。
77年リリースの1stソロアルバム
"Teddy Pendergrass"からのカット
""I Don't Love You Anymore"。
(Pop #41 R&B #5)



最後のHot100入りは、88年の
"Joy"あたりになるのかな?
と思っていたのですが、
97年に、オリジナルアルバムとしては、
最後の作品になってしまいました、
"You And I"からカットされた
"Don't Keep Wasting My Time"
という曲が、90位に、
滑り込んでいたようです。
(R&B #39)



残念ながら、ミュージックビデオなどは、
見つけることはできませんでした。

ちょっと、Babyfaceっぽい音ですが、
童顔氏は、まったく絡んでおりませんで、
プロデュースは、Teddyさん自身と、
曲作りやプロデュースに加え、
マルチな音楽プレイヤーや
プログラマーとして、
多くのアーティストたちと仕事をしている
Jim Salamoneという人のようですね。

※次回は、80年代お気に入り曲、
第161位の発表です。

(今週は「気になる新曲」はお休みします。)