爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

香田証生さんの死

2004-11-02 21:01:00 | あれこれ
イラクで人質になっていた香田証生さん(24)が、31日未明に首を切断されて無惨な姿で発見された。

26日に拉致された香田さんが「小泉さん、彼らは自衛隊の撤退を求めています。さもなくば、僕の首をはねると言っています。すみませんでした、また日本に戻りたいです。」と衝撃的な姿がテレビに映し出された。

イラクの聖戦アルカイダ組織は「日本政府が48時間以内にイラクから軍隊を撤退せよ、さもなければ、人質の首をはねる」と声明を出した。

この組織の要求にも小泉首相は、「テロには屈しない、自衛隊は撤退しない」と強固姿勢を崩すことはなかった。

香田さんの家族は外国特派員協会などで、懸命に無事解放を訴え、悲しみの中でもイラクの平和への思いを伝えていた。

米軍のイラク侵攻以来、いつ終結することもない戦闘、連日の爆弾テロ、数万人ともいう多くの市民も犠牲者になり、胸を痛めている若者は数多くいる。

香田さんのイラクへの胸のうちは分からないが、24歳の命がなぜ、このような死を迎えなければならなかったのか、わが国は、彼を救い出すことができなかった。

米軍頼りの日本政府、全力を尽くしたと言ってはいるが対応はどうだったのか、さっぱり見えない。

香田さんで5人の犠牲者を出した。

1日深夜、イラク・サマワの自衛隊宿営地でロケット弾が撃ちこまれた。
これでも、まだ、戦闘地域でないという。

イラク復興に向けての日本の支援はこれで良いのか自衛隊派遣期限切れを機会にもう一度問い直してみたい。

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