道内に緊急事態決定
菅首相は13日北海道への宣言発令を見送る意向を表明していたが、翌日になって専門家会議で異論が続出し当初方針を変更し緊急事態宣言発令を決めた。
「昨日の見送り方針は何だったのか」札医大の横田教授は政府の一連の判断は理解も納得もできない。政治に口出す筋合いではないが、今回はあんまりだと。
さらに、緊急事態宣言には「危機感をもって」という国民へのメッセージという役割があるが、朝令暮改の方針転換では国民の信頼は得られないと指摘している
政治判断ひとつで暮らしが振り回される。菅政権は経済優先させたいときは専門家の助言を聞かず、感染が急拡大したときは専門家に責任を押し付ける。
14日の会見で菅首相は国民にさまざまな自粛や制限を押しつけ、全国でワクチン接種を進めると強調する。政権の都合で人の命や暮らしを秤にかける。
「まん延防止処置」から「緊急事態宣言」に変わったが、変異株の出現で状況が変わり「国はもっと早く」対応してほしかったと道民の不信感がぬぐえない。