「 当たり前」の日常生活に感謝
朝、水道からの冷たい水をコップに注ぎ一口飲む。幸せな一瞬である。子供のころはポンプを押し赤茶けた「かなけ水」を桶けに入れ砂でこして使っていた。
今はなんでも便利になった。スイッチをおせばガスに火が付く、冷蔵庫を開ければ冷やされた食材が取り出せる。電子レンジでチンすればわずかな時間で食べられる。
私が子供のころはそんな暮らしは思いもつかなかった。田舎暮らしだった私は川の水をバケツで汲んで母がタライで洗濯し、流しは土間だったしカマドでご飯を炊いてた記憶がある。
それがあっという間に世の中はどんどん変わっていった。あの自転車のハンドルを取られた砂利道の通学路も舗装され自家用車が走っている。
ソロバンから電卓、ワープロからパソコンそして今ではスマホが日常の時代になった。60年前にはこんな世の中になるとは想像もしなかった。
85才の今、これが「当り前」と思って暮らしている。これから先いったいどう変わっていくのか知る由もないが「当り前」の日常の暮らしに感謝しながら過ごしていきたい。
大型台風14号が九州地方に向かっています。その後、日本列島を縦断するとの予報が出ました。皆さまくれぐれも安全第一でお過ごし下さい。