悲願の初勝利にあと一歩
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名誉校長・三浦雄一郎さん
北海道深川市のクラーク高校、昨春に続く2度目のセンバツ大会挑戦。過去2度優勝の沖縄尚学と対戦し1―3で敗れ、悲願の初勝利にあと一歩届かなかった。
北海道大会と九州大会の王者同士の一戦は三回、エース新岡が沖縄尚学に2点二塁打を浴びて先制され、六回にも適時打を許して1点を追加された。
打線は六回まで相手エースから毎回安打を放ち、一回2死二塁、二回1死二塁、四回2死二、三塁と好機をつくったが、要所を締められて七回まで無得点。
3点を追う八回には、山田、新岡の連打と死球で1死満塁と攻め立て、鈴木の一ゴロの間に1点を返し、反撃ムードで期待して応援していたが後続が倒れた。
新岡は「相手はチャンスで打ち、こちらはつくったチャンスも少なかった。甲子園に出てくるチームはレベルが違う」と、点差以上のものを感じたようだ。
初勝利はあげられなかったエースの新岡は8安打で3点に抑える力投だった。佐々木監督は「新岡はよくやった。100点満点」と、ねぎらった。
深川市役所大会議室には野球部後援会や田中昌幸市長など50人が集まつて観戦、八回にクラークが1点をあげた際には歓声がわき起こった。
昨年は九州国際に延長で敗れ、今年は沖縄尚学に惜敗と2度涙をのんだクラーク、夏の北北海道大会に必ず優勝して再び甲子園を目指す。
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