さて、何が最後かというと・・・・・
前日から気合をいれてアップした金魚の長襦袢。
この日で着納めにする。それにふさわしい場所、毎年恒例の京都貴船川床にお茶のみんなといってきた。
この場所がさっきまで食事してたところね、
とのぞいてるこの場所から、なんだか沢山写真を撮られてた。
きっと、観光の外人さんだろうけど、あきらかに狙われて撮られてました~
そうなのだ!
この金魚の長襦袢と、それが透けるように選んだ絹芭蕉は張り感のあるきもので、ちょうど金魚鉢のようになり、これまで数々の武勇伝!?
を残してきた伝説の着こなし、組み合わせなのだ!(最後だからビックマウス全開)
ある時は赤坂のまちなか、この姿をみたご婦人が「お見事!」と声をかけてくださったでありんすよ。あれは34、5歳の頃でありんすか・・・。
で、またある時は、京都のくずきりやさんで、「こんな方に京都こられたら、京都の祇園さんはかないまへんえ~」といわしめ、
またある時は、美術骨董際でいつのまにか10人以上の人にかこまれぞろぞろ「ホレ、ソレ、アレ」(おばさんたちの名前が出てこない~ってときのあれね。出てくるわけない!私のことなど知ってるわけないわけだし~笑)
とひそひそ語られ、写真撮らせて攻撃をうけ、
書き出せばきりのないほどの自慢話。あ~~きもちいい!きゃはは~~
ま、ホントに透け具合が綺麗なの!
前姿は帯より上が感じがよく解る。裾は重なってるからさすがに透けません。
帯も金魚。
夜のとばりの中でやっぱりかっこいいと思う。
今日も、たくさんうっとり視線で見られた。若い同行の女子も素敵~とうっとりさ~
おしまれつつの引退金魚でやんす。
やっぱね~、47歳と7か月・四捨五入で50歳。年は気にしてないけど、首のしわが気になるお年で、赤の金魚は「痛い人」ぎりぎり。(っもう既に手遅れって声はないことにしよう)
これからは、流水とかの文様を透かして着るのがきれいかなぁ。
金魚長襦袢はまさにこんな涼しげな器のような着物だった。
充分、私の夏の日に思い出を刻んでくれた。
きれいに洗って、大切に、これはしまっておこう。