記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

過ぎ行く夏に思う日々。

2009年09月03日 21時47分57秒 | 博多部
 24日、西鉄広報室でバス雑誌「バスラマ」を発刊されている、ぽると出版の
和田編集長にお会いした。和田さんが来られることを伺い、手持ちのバスが写
っている絵葉書をいくつか持参。1枚1枚、バスの種類から年代まで的確な解
説で圧倒された。さすがに専門家である。夜、開院ツールのお手伝いをしてい
る10月開院の浜田内科クリニック(福岡市西区石丸)へ向かう。

 25日、夕刻から福岡市西区まるごと博物館推進会の運営会議に出席。9月27
日のイベントでの「手漕ぎボート競争」と、来年1月予定の宮崎和子さん講演
会の2つ、自分が担当している案件のみ先に議題報告し、次の打ち合わせへ向
かう。この日の夜は3つ掛け持ち(笑)。

 打ち合わせを終えて、大浜流灌頂の祭り会場へ。博多部の夏の終わりを彩る
風情ある流灌頂は、戦前から様々な絵葉書になっている。来賓席には、地域の
お歴々が勢揃い。じっとしているとどんどん飲まねばならないので(笑)、頃
合いをみて旧大浜公民館へ。ここには江戸時代からの灌頂(大灯籠)が地域の
近代写真の紹介とともに展示されていて圧倒される。10年以上前に発行された
大浜地区の写真集を分けてもらった。その後はお歴々の方々について二次会へ、
帰宅した時はやっぱり午前様だった。

 27日、夜は写真集「西鉄ライオンズとその時代」にコラムを提供いただいた
久保さん(元TNCアナウンサー)に誘っていただき、気の会ったお仲間で毎月
続けているという食事会に初参加。大橋のタイ料理のお店で楽しい会食となっ
た。次回はいきなり私のお勧め、赤坂の「海都」に決定!

 28日、福岡市博物館の鳥巣学芸員と西日本鉄道の吉富様を今泉京子さん宅へ
お連れした。お盆中に足を悪くしたそうだが、今泉さんはお元気そうで安心。
西鉄ライオンズの前身、昭和25年のクリッパース時代から47年の最後の年まで
の貴重な資料、球団が作成した記念品などを確認させていただいた。19日から
福岡市博物館で開催される福岡市制120周年記念の展覧会で、この中から展示
される予定だ。

 29日、中洲ジャズナイトは大盛況。大通りを封鎖し、3カ所に設けられた
ステージで様々なミュージシャンの演奏が行われ、観衆は一夜限りのイベント
に酔いしれた。年配の方々、ご夫婦連れも多く、福岡のジャズファンにとって
は最高の夜。しかし私自身も感じたが長時間立ちっぱなしは辛く、年配の方々
を中心に人垣からの鑑賞を諦め移動する方々も多かった。

 30日、大牟田の古雅書店さんから吉田初三郎の絹本(舞鶴名所図絵)が業者
オークションに出品されている旨の情報をいただく。ちょうど(財)日本地図
センター「地図中心」編集部の依頼で、新刊「吉田初三郎の鳥瞰図を読む」の
書評を書いている最中だったので、久々にアタマは初三郎モードへ(笑)。こ
の本には河出書房新社さんからの依頼で私自身も鳥瞰図画像を提供している。

 同じ日、書評も書き終え、選挙の投票を終えて気分転換に飯塚市へ行った。
翌31日に飯塚井筒屋が閉店するため、商店街や飯塚井筒屋の記録写真を撮って
おこうと思った次第。2月に久留米井筒屋が閉店した際も最終日など3回撮影
に行っている。名物「たろちゃん饅頭」も井筒屋の閉店に伴い姿を消し、この
日の選挙結果で地元・麻生太郎首相率いる自民党は惨敗した訳で、因果な夏の
終わりとなった。

 飯塚の商店街の撮影散歩は2年ぶりだが、来るたびに閑散さが増し、井筒屋
閉店後が恐ろしい。それでもお店で伺うとこの日は選挙サンデーで、いつもよ
りも人通りが多いとのことだった。2件ある新刊書店は以前来た時と同じよう
に由緒ある佇まいでひと安心、私の著作は「西鉄ライオンズとその時代」「美
しき九州~吉田初三郎の世界」ともに並んでいて嬉しい限り。地元でしか売っ
ていない郷土本を資料として購入した。

今日の写真は、どうしようか迷った挙げ句に「絵になる博多 夏の風物詩」
大浜流れ灌頂に決定!
候補、消え行く「名物たろちゃん饅頭」も捨てがたかったが…(笑)。


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