7月4日(土)の目的地、堺市博物館の企画展「昭和へタイムトリップ~吉田初三郎のパノラマ世界(7月12日まで開催中)」を観覧し、吉田初三郎の甥っ子にあたる前田稀さん(初三郎の高弟で義弟・前田虹映のご長男、3年前に亡くなられたお姉さんは初三郎の養女に)と合流。
ご担当の矢内さんからは「小規模の展示なので」と伺っていましたが、さすがに日本一の初三郎資料を誇る同館だけに肉筆画20数点が展示された立派なものでした。
現在発売中の収蔵品目録第三集は初三郎を中心にした鳥瞰図コレクション(大半が肉筆画)満載、編纂時には私も依頼を受けて収蔵品チェック等を担当させていただいたご縁です。
小牧市にお住まいの前田稀さん、各地の図書館等で自主的な初三郎展を開催されており、先日も一宮市での展示が大きな新聞記事になったそうです。初三郎の蘇江画室(犬山)で生まれ、実際に工房の様子をご存知の唯一現存者、昭和4年生まれとは思えないアクティブさに毎回圧倒されます。
ちなみに「鳥瞰図絵師・前田虹映公式ホームページ」は稀さんに依頼いただき、私が運営管理しています。
堺市博物館は大仙陵古墳(仁徳天皇陵)に隣接する大仙公園内にあります。今回、行きは南海電鉄・三国ヶ丘駅下車、帰路はJR阪和線・百舌鳥駅を利用しました。そういえば、初三郎は南海線も阪和線も沿線案内を描いていますね。
大仙公園からの徒歩エリア、南海電鉄本線沿線の石津川駅そばには、かつて西鉄ライオンズの二軍合宿所がありました。宿敵・南海ホークスとの試合時には一軍も同じ合宿所に宿泊したそうで、数々のエピソードはこの界隈で生まれたと思うと、もっと散策してみた気持ちになります。
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