記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

春吉橋の架け替え工事と明治末の地図に描かれた石垣

2016年04月10日 23時39分11秒 | 福博まちの記憶

春吉橋の架け替え工事、迂回橋の建設が本格化してますね。(下の画像は国土交通省のHP「国道202号「春吉橋」の架け替え工事に着手します。」より。

春吉側の某石垣が壊されないか気になってましたが、計画をみるとギリギリ維持されるみたいでひと安心。

過去にも紹介したことがありますが、写真3枚目と4枚目は手持ちの昭和20年代の現春吉橋建設工事風景(所有の産業セメント資料群から)。

5枚目は1910(明治43)年の福岡市全図より、春吉橋付近をみると工事ヶ所の石垣廻りの道(復古堂、高玉本店前)もちゃんと描かれています。

ちなみに、春吉は1922(大正11)年に住吉村が福岡市に編入されるまで福岡市外なので、明治期や大正初期の福岡市地図にはほとんど詳細記載なし…。

そういえば春吉公園(春吉小学校や公民館の隣の公園)の一角に、上の地図が発行された当時、1910(明治43)年に架設(改築)された旧春吉橋の石材が展示されています。

解説に加え、昭和26~28年にかけての現・春吉橋の架設竣工(渡り初め)の写真なども展示されていて勉強になります。


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