4月14日および16日の震度7をはじめとする熊本地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。幸いにして自分の住む地は震度4~5弱程度で、書棚から本が落ちた程度の被害でした。ご縁深い方々で大怪我等された方はいませんが、建物被害等は相応にみなさん抱えていらっしゃいます。1日でも早く平穏な日々が訪れますよう祈念するとともに、ご縁ある熊本・阿蘇・由布院などの復興のため継続して自分に何ができるのかを問う日々です。
先日から国土地理院が熊本地震の様々なデータや写真の公開を始めています。試験公開中の「地理院地図Globe」で被災地の地図・写真を3D閲覧できるようになり、熊本地震(震度7)発生前と発生後を比較できる空撮写真も公開されました。電子基準点のデータでは分かりにくかった実際の被災状況を前後で見比べることができます。
95年の阪神淡路大震災の際はまだ空撮や電子地図が貧弱で、実際の被害状況把握や捜索にはゼンリンの紙ベースの住宅地図が活躍しましたが、以来20年を経て地図情報は日々進化しているんですね。
95年の震災当時、私はゼンリングループに在籍していましたので、自分たちの携わっている仕事が遠回りながら復興の役に立っていることが誇りでした。熊本地震は未だ余震も継続中で本格的な復旧への道筋が見えていませんが、ライフラインや交通網が少しずつ復旧されるのは九州人として嬉しい限りです。
私の住む地は福岡空港に近く、救援物資や視察のヘリコプターが毎日ひっきり無しに轟音を立てて飛び回っています。地響きで建物が揺れるほどの低空飛行に、別の意味でストレスを感じつつの事務所仕事ですが、今抱えている仕事がひと段落するGW明けに現地へ伺えるよう、今自分にできることに集中する日々です。
KBC「栄光の西鉄ライオンズ」DVD紹介の特設ページ(企画構成・台本・監修を担当)
新刊Vol,21「にしてつの特急電車~歴代特急スペシャル」発売!フォトブックシリーズ21冊
にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)