記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

音楽&サブカルの聖地!フコク生命ビル&ベスト電器本店の場所に眠る物語

2022年02月08日 12時10分41秒 | 福博まちの記憶

2022(令和4)年2月7日(月)朝、西日本新聞meに連載寄稿中の拙著「天神の過去と今をつなぐ」第20回「フコク生命ビル&ベスト電器本店」編が公開されました!昭和時代、音楽&サブカルの聖地的な場所だったベスト電器福岡本店の話は、機会があればもう一度外伝的に書きたいなと思うほど、様々な逸話が眠っていました。ぜひご一読ください。

天神の過去と今をつなぐ(20)フコク生命ビル&ベスト電器本店

前半は福岡天神フコク生命ビル(旧千代田生命ビル)。福岡無尽(福岡相互銀行=福岡シティ銀行の前身、現西日本シティ銀行)創業者の物語を中心に、界隈の貴重な古写真(絵葉書など)とともにご一読ください。レックスのスパゲッティ、喫茶アンクル等にも触れています。作家・原田種夫さんが執筆した「四島一二三伝」などを参考文献に、戦前から戦後復興期にかけての住宅案内図やパンフレット等を参考にまとめました。

後半はベスト電器福岡本店の物語です。こちらは1995年に西日本新聞紙上の「聞き書きシリーズ」での創業者の証言をまとめた書籍「流れをとらえる」などを参考に、手持ちの広告チラシや「シティ情報ふくおか」など当時の雑誌記事や情報を元に執筆。西日本新聞社に遺る貴重な写真を交えてアプリ版で公開しています。

画像1枚目や下のチラシは、今から50年前の1972(昭和47)年の増築記念セールの広告です。

ベスト電器本店については、私自身が1980年代中ごろから毎週のように通った場所なので、書きたいことは山ほどあるのですが、本連載では最低限に納めています(笑)。

そういえばウォークマンも、単品オーディオ(AKAIのカセットデッキやKENWOODのAVアンプ、PIONEEAの三連CDプレーヤーなど)も、ベスト電器福岡本店で一品ずつ買い揃えていきました。他の量販店よりもアフターサービスに安心感があったのがよかったんだと思います。

本記事では、以下の1983(昭和58)年のシティ情報ふくおか4月号から、天神で最初のミニFM局についても触れました。この周波数は、のちに天神エフエムが引き継いでいくというのも興味深かったり。

そういえば朝ドラ「カムカム〜」は今週、1976年から1983年に場面が変わるようですが、ちょうど同じ頃のネタなので展開が楽しみです。私は3代目ヒロイン・ひなたの一学年下ということになるので、2月に入ってからの毎日の放送がリアルタイム経験すぎて、色々と高校生当時のことを思い出します。私も中学生になって母がラジカセを買ってくれましたが、朝のラジオ英会話を聴くためと強請ってのことでした。ビートルズを聴き始めた頃のことで、結果はドラマ同様に三日坊主になり英語は全然上達しませんでしたが(笑)。

あと、今回の寄稿文末にある私の紹介文の下に掲載されたベスト電器本店「マルコポーロ」の福岡吉本創立時のイベント風景(1990年7月、西日本新聞データベースより)も、かなり貴重な写真です。中央付近はけん坊さん、右端は華丸さんですね。

1970〜80年代から90年代にかけてのベスト電器を舞台にした音楽史やサブカル史、機会があれば書いてみたいなと改めて思いました。

 

西日本新聞me「追跡 天神ビッグバ」拙著連載「天神の過去と今をつなぐ」公開中!
 

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