記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

西鉄貝塚線、37年間の黄色い313形最後の日

2014年04月16日 01時30分50秒 | 福博まちの記憶

4月15日(火)、西鉄貝塚線で活躍している313形最後の一編成(315+365)は現行の黄色い塗色での最終運行日でした。撮りためた写真も数百枚になってますが、納得できる写真はそう多くありません。

個人的に鉄道車両そのものにそれほど興味は無いのですが、313形だけは別。小さく丸っこい連接車両がお気に入りで、最後の数週間は早朝や夕刻など仕事の合間に何度も撮影に行きました。2枚目は香椎花園前にて望遠レンズで(4月14日朝)。

3枚目は多々良川に架かる名島川橋梁を進む電車(4月15日朝)。JRや臨港線の貨物列車が行き交う撮影スポットですが、鳥瞰する写真が撮れる場所はココしか無いようです(現在はマンション敷地内)。2010年に発行したフォトブック9「宮地岳線と沿線風景」には、昭和30年代中頃に同じ場所から撮影された写真を掲載していますが、建物は疎らで国道(名島橋)を通る自動車も殆ど無く、まさに隔世の感です。

名島川橋梁を名島側から撮影できる場所はホントに少なく、河畔公園の先端のJR橋梁の下にある岩場から撮影(4月14日朝)。ココは満潮時には岩場も水没するので、この日もギリギリの時間帯でした。上流側から順光撮影できるのは朝だけ。

考えてみれば313形は昭和52年に大牟田線から転籍して以来、37年の永きにわたって開発の進む沿線を観て来たことになります。のどかだった沿線も住宅やマンションだらけになって撮影できる場所はホントに少なくなってました。フォトブックで過去に撮影された写真と見比べると一目瞭然です。そんな中、5枚目は変わらずの緑多き築堤の光景(4月14日朝、香椎花園前ー唐の原間)。

幾度もチャレンジしたものの、最後まで納得いく撮影ができなかった「黄色い313形とかしいかえん大観覧車」の構図。今どき連写をせずにトライし続ければ仕方なしかも。ホントは大観覧車の上からも撮影してみたかった…(4月14日朝)。

多々良車庫の横を走る313形、背後に見えるのは緑の塗装新たになった臨港線の陸橋。ココも撮影には不向きな場所、最後まで納得いく写真は撮れませんでした。車体に掛かった電線を少々削除修正してます(4月15日朝)。

名島橋側から臨港線の橋脚越しの313形。ココも水面に反射する光がキレイなので、時間を少しずつ変えて幾度もチャレンジしながら、最後まで納得いく写真は撮れず(4月15日朝)。

313形は旧大牟田線時代のベージュ+マルーンのツートン塗色になって5月23日に再登場予定。現在、再登場に関わる企画などをお手伝い中です。


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