記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

本日公開の西鉄ライオンズ秘蔵写真群138枚!

2016年02月19日 23時08分53秒 | 西鉄ライオンズ

好評発売中のKBC「栄光の西鉄ライオンズ~映像でよみがえる野武士軍団の記録」DVDの連動企画。構成でお手伝いしているにしてつWebミュージアム、本日追加公開の「画像ライブラリー」5テーマ138枚。いずれも写真集「西鉄ライオンズとその時代」に未掲載の未公開写真も多数です。

Vol.158 昭和29年・初めての日本シリーズ(1954年)。中日との初対決、第3戦と第4戦の平和台シリーズの記録写真から選びました。この頃はまだ優秀賞といっても商品は自転車です。自動車(トヨペットクラウン)が最優秀賞の商品となるのは2年後、この格差が加速度的戦後復興で欧米を驚かせた日本の復興力なんでしょうね。

Vol.159 昭和29年開幕戦&中日球場視察(1954年)。昭和29年は西鉄ライオンズの黄金期の始まり、人々の記憶に残る「LIONS」黄金期ユニフォームはこの年6月に設置されたナイター設備竣工に合わせて導入されました。というわけで開幕戦時は前年のストライプ地に「LIONS」ロゴを加えたもの。同年は開幕11連勝というロケットスタート。

おまけで追加しているのは中日球場の視察写真。当時最新のナイター照明を設置した中日球場を参考に平和台球場のナイター照明は設置され、その資料となった写真です。まさかこの年、日本シリーズを中日と戦うことになるとは…。分かっていたらもっと熱心な視察をすべきだったかも。中日球場で西鉄は1勝3敗、通算3勝4敗で惜しくも初日本一を逃します。

Vol.160 島原キャンプ(1955 - 1958年)。西鉄の黄金期は島原キャンプとともに。昭和29年に始まった島原キャンプ、市営球場での練習風景映像は今回のKBCのDVDに多く収録されました。宿舎だった国光屋での希少写真も。

Vol.161 昭和31年開幕対大映戦(1956年)。鉄腕・稲尾和久投手のデビューした昭和31年のパ・リーグはプロ野球史上もっとも試合数が多く154試合制でした。前年は144試合、無名の新人に多くチャンスが巡ってくる理由があったわけです。今からちょうど60年前の開幕戦(11:0で大勝)の記録写真です。

Vol.162 昭和32年豊楽園球場での最終戦(1957年)。これも貴重な資料、松本零士の幼少時の記憶にも登場し、火野葦平原作映画「ダイナマイトどんどん」の舞台となる土盛り球場は最終戦後にすぐ解体され、翌年には跡地に隣接して国鉄小倉駅が移転します。

現在の小倉駅新幹線口(浅野口)側にあった幻の球場…高卒新人ホームラン記録を長年持っていた豊田泰光さんが初ホームランを打ったのもこの球場でした。

今回も、もっと大きな画像で見てもらいたい写真ばかり。初日本一60年、企画展が実現することを願います。以前のように王貞治ベースボールミュージアムの企画展(九州の野球歴史展)だともっと嬉しい(笑)

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