熊本・菊池は私にとっては特別な場所、ライフワークで研究している鳥瞰図絵師・吉田初三郎の痕跡が至るところに遺っています。5月21日、フットパス体験などを終えたあとに数カ所訪ねました。
まず菊池神社に参拝し歴史館へ、ここには初三郎が昭和21年に寄贈した「菊池史蹟図」絹本肉筆画が常設展示されています(神職さんに了解いただき撮影)。
2008年の初三郎展の際に貸出いただき展示して以来、久々の観覧。館内の整理をしていた神職さんに色々質問をさせていただきました。
ここには初三郎ゆかりの軍神・松尾敬宇中佐に関する遺品も多数展示されています。
そして、菊池一族といえば博多総鎮守・櫛田神社をはじめ福岡市には関連ある地多し。福岡市内には菊池神社も複数あり、そのご縁から博多人形師・小島与一作「十五代菊池武光公 大原野合戦奮戦の像(昭和10年)」が奉納展示されています。
歴史館には「菊池松囃子能面」ほか博多の文化と繋がる展示品も多々、私は詳しく知りませんでしたが博多の方は皆さんご存知なんでしょうか。
菊池市周辺には、他にも初三郎の肉筆画だけで4カ所に20点近くが遺っていますが、これはまたの機会に記します。
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