記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

身近な災害復興&土木遺産

2015年05月24日 21時11分20秒 | まちづくり

21日の菊池市豊間でのフットパスコース上で、私的に最も気になったのは「沈橋竣工記念碑」。竣工時期が昭和28年9月、ということは北部九州一帯を襲った史上最大の大水害「西日本大水害(昭和28年6月末)」で流出した前橋を復旧竣工したという事なんでしょう。

被害の大きかった筑後川や矢部川流域には同時期に復旧した記念碑をいくつか見つけてます。福岡市・那珂川の竹下側のアサヒビール取水口そばにある記念碑もそう。博多祇園山笠の男衆が復旧工事に自主参加し、早期復興が叶ったという災害に対する地域の絆を伝えるものです。

写真はいずれも豊間の沈川、4枚目の写真にある遮断機(増水時に入らないよう設置)に学生さん達は食いついてましたが、沈橋(川底橋)のある場所でもこの手の鉄道遮断機のような遮断機があるのは珍しいかも。


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