新型コロナ感染症対策による外出自粛の時間を有効活用すべく、最近ハマっているアプリが「航空写真・日本の戦後から現在」です。
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アプリの解説文:戦後(1945年,東京23区のみ1936年)から現在までの日本の航空写真・空中写真が閲覧できるアプリです。新築予定地は沼が埋め立てられた場所だった,通学予定の学校はもともと墓地だったなど,任意の場所の過去の写真を確認されたい方に最適です。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や東京ディズニーランドの昔の姿が見たい方もどうぞ。
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スマホやタブレットで、過去空撮写真と現在の地図情報を瞬時に比較できるので、手持ちの古写真・絵葉書や古地図などの資料を調べるのにも大活躍中です。昨年4月にFBSめんたいワイドで月曜「ひと駅ノスタルジー」コーナーの企画監修を担当始めて1年余。当初から国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」の戦後空撮写真データを番組でも多様してましたが、これはその簡易アプリ版と言っていいかも。現地での過去と現在の比較にも役立ってます。
上は1948年前後の福岡市早良区の百道浜付近。海岸線がほぼ現在のよかトピア通り、埋立地になる前の海中に現在の施設名が入っておりシュールな画になってますが、1940年代・1960年代・1970年代から現在に至る空撮画像を瞬時に切り替えできるので、まちの変化を辿るには最高のアプリかもしれません。
上は福岡市博多区の旧博多駅があったエリア。現在地へ移転したのが1963(昭和38)年12月ですので、それ以前の旧博多駅の全容がわかります。ちなみに、旧駅構内にあたる出来町公園に先年移設された「九州鉄道発祥」碑のある場所を黄色い矢印で入れてみました。以前の場所(現在の碑の場所から北東へ50m)であれば明らかに「旧博多駅構内」と言えますが、現在の場所だと微妙です。移転直前の資料をみても、碑のある場所は構内運送会社の入口。1889(明治22)年4月に開業した頃の駅構内はさらに狭く、そもそも現在碑がある場所は明治末に埋立てられた「房州掘」の土手付近のようです。
外出自粛の今、地図や歴史まち歩き好きにとってはヒマつぶしにちょうどいいアプリかも。個人的にはオンライン解説講座があったらいい気もしますし、知識ある方々のオンライントークを見学&参加できたら楽しいかも。コロナ渦が収まったら、アプリを活用した歴史&観光まち歩きもしてみたいと妄想中です。App Store 「航空写真・日本の戦後から現在」
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